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2928 RIZAPグループ

札証A
234円
前日比
-3
-1.27%
PTS対象外銘柄
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
69.9 2.98 400
時価総額 1,396億円
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「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.5


「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.4の続き


■出演者
RIZAPグループ株式会社<2928> 代表取締役社長 瀬戸 健様
著名投資家 DAIBOUCHOU氏
株式会社フィスコ マーケットレポーター 高井 ひろえ(司会進行役)

―――

●DAIBOUCHOU

そうしましたら、7つ目の質問に移りたいと思いますが、業態が全然違うんですけど、東京力めしとか、いきなりステーキとか、過去、勢いよく出店したんですけれども、一時的な流行で、一気に業績悪化してしまったというのが多くて、結構投資家も痛い目に遭った過去があると。やっぱり今話題になっているchocoZAPも、そうならないかと心配する投資家も多くて、そうならないっていう説明が欲しいなと。


あとは一方で、厚生労働省さんが健康づくりのガイドラインを最近改定して、結構、歩行とか筋トレとかを国が推奨するような動きもありましたけど、そういったものはchocoZAPさんにとっては、どれぐらい追い風になるんでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

まさにそのご指摘いただいたところで、厚生労働省が発表しています。例えばダイエットとか美容にまつわるものとかって、流行りとかってやっぱり出やすいよなと思うんですが、健康とかそういったものっていうのは、生涯付き合っていく。RIZAPの場合って、2か月、3か月の集中的なダイエットとか、そういったビジネスではあるんですけど、chocoZAPの場合は、無理をせずに自分のペースで、生涯健康だったり、自己投資だったり、そういったものに対してご利用いただくっていうことなので、非常に緩やかというか。ご利用いただいているお客様自体は、そんなに気持ちを込めてというか、本気というより、毎日、運動不足を解消したいとか、より健康を維持したいとか、そういった方々が多くいらっしゃるという中で、より健康という普遍的に必要なものというところとしては、需要というものは、厚生労働省が発表しているように引き続き強いものがあるのかなと。


また、我々が考えているものって、そういった中でも、WHO(世界保健機関)が発表していますけど、健康の定義は、肉体的だけではなくて、精神的及び社会的に完全に良好な状態のことっていうのを指していると。

そういう中で、我々はそういった方々に対して、基本的には、既にあるマーケットとか、ご利用いただいて、こだわりを持って、そういう利用されている上級者向けのビジネスではなくて、今までやったことなかった方だったり、運動が未経験者の方だったり、初心者の方。そういった方々を対象にして、我々としてはご提案させてもらっていると。そういった中で、非常にハードルをそこでぐっと下げてご利用いただいているというところがあって、その結果ということなんです。


フィットネスジムの市場のところで、我々、黄色のグラフで伸びているわけですけど、これ、よかったなと思う点は、ANYTIMEさんとかCurvesさんとか、ほかの会社さんとかを含めて、我々がもしマーケットを奪い合っているっていうことであれば、このグラフは多分違う形で、他社さんって落ちていると思うんです。ですが、これをご覧いただくと上がっているんです。

●DAIBOUCHOU

そうですね。

■RIZAP 瀬戸

それはマーケットを取り合っているのではなくて、よりマーケット自体が広がっていっているということがご覧いただけるんじゃないかなというふうに我々は考えてまして、可能性としては、非常に大きいなということで考えています。

また、我々はそういった中で、運動プラスアルファで、精神的な充足感だったりとか、小売の物を販売しているというものから、サービス業の身近にある、コト消費というか、そういった自己投資だったりとか、そういったもの自体がより身近にあるサービスって、なかなか今、日本には存在していなかったと思うんです。


そういった今まで特別でやることに、ご利用いただくことに金銭的負担があったもの、そういったものが、金銭的なものを気にしなくて使いたい放題で、より身近になっていく。自己実現や自己投資とか、そういった健康に関わるもの。そういったものがコンビニの広さで広がってくると。ということで、やはりコンビニも段々色んなサービスが充実してきて、より便利になってきていると思いますし、身近になってきていて、そうすればするほど、小さな商圏、人口が限られているところでも成立するようなビジネス。より住民の方々にご利用いただく率というか、必要性が高まるというところで、小さな商圏でも成り立つようになっていったりとか、スマートフォンも、初めは電話という機能から始まったものが、カメラがあったりとか、音楽を聴けたりとか、いろんなものがスマートフォンの中で実現できるようになってきたと。

という中では、我々は、コンビニジムは運動だけではなくて、そこに対して、より自己投資に関わるものだったり、毎日が楽しくなったりとか、そういったものに対して充実させていくことによって、よりご利用いただく動機、そういったので、かつご利用いただける方々の層を広げるっていうところで、より我々としては、進化を狙っていきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございます。コンビニジムということで、今のコンビニと同じように、生活に密着したもので継続性があるという、そういう感じですか。一時的な流行ではなくてという。

■RIZAP 瀬戸

そうですね。スーパーとかでも、これだけコンビニさんと比べたら、値段は正直言って安いわけですよね、スーパーとかのほうが。でも、何でコンビニを選んで行っているんだろうとか、いろいろ考えたりすることあるんですが。身近にあって、家から近かったり、自分のところの生活圏内の近くにあって、24時間開いていて、やっぱり便利っていう。そういった便利とか、そういったものっていうのは、非常に強い来店動機になると思うんです。


ですから、我々はコンビニジムとして、より生活圏にあったり、身近にあったり、そういったものっていうところで、より役に立つだったりとか、やってみたいっていうサービスの品ぞろえっていうことを通して、可能性というか、我々の利便性。簡単、便利、そして、最後は楽しいっていうことまで加えられるようなサービスに進化していきたいなと思ってます。

●DAIBOUCHOU

分かりました。ありがとうございます。あとは、市場が全く、今まであったジムの市場とは、また別のものを切り開いていったという、そういう感じですよね。先ほどの前のページのグラフを見ると。

■RIZAP 瀬戸

そうですね。

●DAIBOUCHOU

そこも結構、投資家として勉強になりました。

■RIZAP 瀬戸

ありがとうございます。

●DAIBOUCHOU

8つ目の質問に移りたいと思うんですが、chocoZAPを含むRIZAP株式会社の上期累計の損失が36.5億円の赤字となってますが、先行投資は、およそ幾らぐらいなんでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

2026年の3月期までに有形の投資、そして、無形の投資で合計500億を投資するという形で発表しています。ただ、実際は、かなり前倒しで実は投資が進んでいると。その結果、会員さんの増加や店舗数の拡大が非常に前倒しで進んでいるというところではございますので、そういった中で、これ、言い方はあれですけど、多分これだけの成長をしていかれる場合は、もっと実は赤字は広がる可能性はあったんですけど、やはり非常に反響があるということで、これぐらいの赤字っていうとあれなんですが、そこで済んでいるという状況です。会員さんが100万人いるということは、掛ける3,000円ですから、月間30億ほどのキャッシュインが発生しているというところではございます。そういった中で、だんだん会員様のキャッシュインとキャッシュアウトのところの足し算と引き算のところで、より足し算がどんどん増えていっているというところなので、その局面として、どこかのタイミングで黒字が見えてくるというところではございます。前倒しでいろんな形でうまくいっているので、投資金額というか、投資を前倒しして、より大きなマーケットに対してチャレンジしているというところではございます。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございます。確かに、36.5億円の赤字ですけど、これだけの結果を出していたので、いいという感じですよね。投資家としても、恐らくそれは評価して、株価も上がっているんだと思います。

■RIZAP 瀬戸

RIZAPの場合は、2か月、3か月っていうことなので、売上もある程度短期間では立ちやすいんですけど、さっきの継続率っていったときには、1年間続けるっていう、そもそものビジネスではないわけです。ですけど、chocoZAPの場合は、続けることがある意味、前提としてなっていますし、実績もそうなっていますので、そういった意味では、いきなり売上が上がるわけじゃないですけど、収益の安定度も非常に高いですし、また、後で先行的に会員さんが分割されて売上が上がってくるというとあれなんですが、長い目で見て売上が上がってくるというタイムラグがどうしても、新規の方にご入会いただくためにかかる、今はヘルスウォッチとか体重計とか広告宣伝費っていうのは、初期的に計上されるわけですけど、それは初期的に計上されながら、売上は会費によって、タイムラグがありながら計上されてくるので、やはり先は先行。こういったサブスク型っていうのは、基本的に、会員さんは増えるんですが、売上のところっていうのは、タイムラグがあるっていうところは特徴として持っているかなとは思っています。

●DAIBOUCHOU

IT系のサブスク企業と同じような感じで、ライフタイムバリューで評価してほしいということですね。

■RIZAP 瀬戸

はい。全くおっしゃるとおりです。

「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.6に続く

《TY》

 提供:フィスコ

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