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6266 タツモ

東証P
2,787円
前日比
-25
-0.89%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.3 1.80 1.08 4.48
時価総額 414億円
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新春3大テーマを追う(1)AI・半導体「グロース銘柄の急先鋒」 <株探トップ特集>


―世界を変える「AI・半導体」「次世代電池」「宇宙開発」に活躍のステージ―

 2024年相場は米国の利下げ観測との距離感を測りながら、日経平均株価は上値を試す展開となりそうだ。企業業績拡大に対する期待はもちろんのこと、年も改まり新たなテーマ物色の奔流が形成されることへの期待感も大きく膨らむ。ポイントは世界を変える新技術。技術立国を標榜した日本の存在感は決して過去に押しやられたわけではない。新年特集として、今注目される3つの技術分野「AI・半導体」「次世代電池」「宇宙開発」で活躍が期待される有望株をそれぞれ紹介する。第1回は「AI 半導体 」を取り上げる。

(1)【AI・半導体】
先端品の需要拡大、3次元積層で商機広がる

 半導体の国際団体SEMIが昨年12月に公表した市場予測によると、今年の半導体製造装置市場は2年ぶりに回復し、25年には過去最高の1240億ドル(これまでの最高は22年の1074億ドル)となる見込みだ。国内では巨大半導体工場の建設計画も相次いでいる。米国では利下げ観測の強まりに伴って米長期金利に低下圧力が掛かり、グロース株優位の地合いが期待されるなか、 生成AIに関連する分野で事業を展開する企業に投資家の関心が集中する形となりそうだ。

●タツモ <6266> [東証P]~3次元パッケージ化進展で成長期待膨らむ~

 ウエハーを支持体に貼り付けて固定したり、剥離して洗浄したりする装置で競争力を持ち、薬液塗布・現像装置なども製品群に持つ。半導体パッケージの3次元化の進展を背景に同社の装置への需要が拡大。生成AI用のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)デバイス向けにも装置の引き合いが急増しており、来期以降の業績に大きく貢献すると期待される。株価は23年11月に上場来高値3980円を形成後、戻り売り圧力に押されたが、過熱感解消後の反騰機運は高まりつつある。

●AIメカテック <6227> [東証S]~生成AIサーバー分野で受注に追い風~

 ウエハーハンドリングシステムや、はんだボールマウンターシステムなどを手掛ける。23年7~9月期の連結決算は営業赤字ながら、生成AIサーバー用先端半導体向けの投資需要の拡大を追い風に、半導体関連事業の受注高は想定を上回って積み上がった。株価は23年11月に上場来高値7070円をつけた後に上げが一服したものの、事業規模の拡大と企業価値の中期的な成長を見込む向きは多い。23年12月には海外の大手半導体関連メーカーからウエハーハンドリングシステムの大口受注を獲得したと発表。堅調な受注状況が継続して確認されれば、再度上値指向を強めることが想定される。

●栗田工業 <6370> [東証P]~最高益計画で連続増配銘柄の評価高まる~

 半導体の製造に欠かせない超純水の供給事業を展開。同業大手の野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]に対し株価の出遅れ感が強まっていたが、23年12月に入り戻りを試す動きが鮮明となっている。24年3月期は過去最高益を計画。国内外での半導体工場の新設の動きは、収益面での大きなドライバーとなるのは必至の状況だ。連続増配銘柄であることも同社への評価を高める要因となっており、22年11月の上場来高値6480円を突破すれば上値余地が一段と広がる。


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