第一生命HDや東京海上が堅調、日銀「オペ紙」受け超長期金利に上昇圧力
第一生命ホールディングス<8750>や東京海上ホールディングス<8766>、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>など、保険株の一角が堅調に推移している。27日の取引終了後、日銀が長期国債買い入れの四半期予定(通称オペ紙)を発表した。1月以降は、中期・長期ゾーンの1回当たりのオファー額の下限を引き下げたほか、超長期ゾーンとなる「残存期間10年超25年以下」と「同25年超」の1カ月のオファー回数をそれぞれ1回ずつ減らした。これをサプライズとする受け止めもあって、28日の円債市場では債券需給が和らぐとの見方から、超長期金利に強い上昇圧力が掛かっている。超長期債の大きな買い手となっているのは国内の生損保であることから、保険株に対しては運用環境の好転による収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。東証の業種別指数で「保険業」は上昇率上位となっている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS