貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8015 豊田通商

東証P
2,622.0円
前日比
-40.5
-1.52%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.9 1.11 3.81 22.97
時価総額 27,850億円
比較される銘柄
トヨタ, 
住友商, 
三菱商

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三洋化成 Research Memo(2):社是に「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を掲げる化学メーカー


■会社概要

1. 会社概要
三洋化成工業<4471>は、社是に「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を掲げる化学メーカーである。様々な界面等で活躍するパフォーマンス・ケミカルスを通じて、全従業員が誇りを持ち、働きがいを感じるユニークでグローバルな高収益企業に成長し、社会に貢献することを目指している。

2024年3月期第2四半期末時点で、グループは同社のほか連結子会社13社(国内5社、海外8社)、持分法適用関連会社3社、その他の子会社・関連会社5社で構成され、日本、米国、中国、アジアの7ヶ国・地域に23拠点を展開している。なお、子会社のサンケミカル(株)(ポリウレタンフォーム原料等の製造)及びサンアプロ(株)(特殊触媒の開発を行うファブレス企業)については、出資比率50%だが実質的に支配しているため連結子会社としている。なおAPB(株)は、2022年12月に保有株式の一部を譲渡して持分法適用関連会社から除外した。

2024年3月期第2四半期末時点の資産合計は209,144百万円、純資産は153,606百万円、資本金は13,051百万円、自己資本比率は72.0%、発行済株式数は23,534,752株(自己株式1,448,578株を含む)、連結従業員数は2,090名となっている。

主要株主は豊田通商<8015>(自己株式を除く発行済株式総数に対する所有割合19.32%)、東レ<3402>(同17.24%)である。いずれも同社製品販売・原材料仕入の取引があり、全社売上高に占める割合は豊田通商がおおむね1割弱となっている。また豊田通商とは2017年にタイにおけるポリオール事業の合弁に関する契約を締結し、合弁会社GC Polyols Co.,Ltdを設立している。

2. 沿革
1907年に同社の前身となる合名会社多田石鹸油脂製造所を創設し、石鹸や繊維処理剤の製造を開始した。1943年に三洋油脂(株)(社名の三洋は出資者である財閥解体前の三井物産(株)の「三」と東洋レーヨン(株)(現東レ)の「洋」を組み合わせた)を設立。1949年11月に三洋油脂工業(株)を設立し、1963年5月に現在の三洋化成工業(株)に社名変更した。1978年4月には高吸水性樹脂「サンウェット」を世界で初めて工業化、2000年8月にはウレタンビーズ「メルテックス」を開発して自動車内装表皮材に実用化するなど、新製品開発を推進するとともにグローバル展開も推進している。

また、2014年2月に同社初の医療機器となる新しいタイプの外科用止血材「Hydrofit(R)」を発売するなど、中長期成長に向けた事業展開として、アライアンス・M&Aも活用しながら新製品の開発や新分野の事業化を積極化している。一例を挙げると、2021年3月にアグリ・ニュートリション分野への事業展開に向けてファーマフーズ<2929>と資本業務提携、同年6月に持続可能な農業を目指して宮崎県新富町と連携協定を締結、同年12月にスキンケア・医療分野の戦略的協業を目的にロート製薬<4527>と資本業務提携、2022年8月に卵由来の液体肥料の開発を行うENEGGO(株)と資本業務提携した。

株式関係では、1978年9月に東京証券取引所(以下、東証)・大阪証券取引所市場第1部に上場し、2022年4月の東証の市場再編に伴い東証プライム市場へ移行した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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