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3395 サンマルク

東証P
2,347円
前日比
-79
-3.26%
PTS
2,347.9円
13:44 02/17
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
22.3 1.57 2.22 13.19
時価総額 535億円
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サンマルクHD Research Memo(7):2024年3月期は売上高630億円、営業利益20億円を予想(上方修正)


■業績動向

3. 2024年3月期の業績見通し
サンマルクホールディングス<3395>の2024年3月期通期の売上高は63,000百万円(前期比8.9%増)、営業利益2,000百万円(同734.6%増)、経常利益2,100百万円(同31.5%増)、親会社に帰属する当期純利益700百万円(同68.1%増)と増収増益を予想する。期初予想は売上高59,000百万円、営業利益1,500百万円だったが、上期の業績が想定を上回り下期も堅調に推移しているため、上方修正された。

売上高業績予想の上方修正の要因としては、2023 年5月から新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられたことに伴う経済活動の回復に加え、各業態の既存店売上回復に向けた取り組みが奏功していることが挙げられる。上半期はレストラン事業、喫茶事業ともに想定を超えて順調に推移した。下半期は上半期の既存店売上高が継続する前提で計画された。通期売上高計画に対する2Q進捗率は50.0%であり、前期実績(47.4%)やコロナ禍以前の2019年3月期実績(49.7%)を上回る進捗である。

利益面では、既存店売上の回復及び不採算店舗の閉店による固定費負担の減少、各種コストコントロールなど徹底することで、上半期に各利益とも業績予想を大幅に上回る結果となった。下半期においては、各コスト増は長期化し先行き不透明な状況が想定されるものの、引き続き各業態の既存店売上回復に向けた取り組みや不採算店への対応を行う。なお、売上原価率は通期で0.8ポイント上昇(上半期は1.2ポイント上昇)する想定で計画された。客数の回復とともに、これまで抑制してきた商品価格の値上げ(特に喫茶事業)も実施できる環境が整ってきており、売上原価率上昇を抑制できる余地がある。通期営業利益計画に対する2Q進捗率は47.4%と順調な進捗である。

下半期単独での売上高前期比予想が3.6%増であるのに対し、2023年10月単独で全店売上高実績は前期比6.5%増、既存店売上高実績で前期比10.3%増となっていることから、弊社では通期売上高でも計画を上回ってくると想定している。営業利益面では、増収効果に加え、下半期も不採算店舗の閉店等による収益性の回復が見込まれるため、利益計画を超えてくる可能性が高いと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SO》

 提供:フィスコ

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