FCE Research Memo(6):人的資本の不足を補い、パフォーマンスを向上させる
■中期経営計画
1. ミッションと特徴
日本では、人口減少による生産力の低下が予測されているが、これをどのようにカバーしていくかが重要な課題となっている。こうした課題を解決するには、人的不足をカバーするテクノロジーと人的パフォーマンスを向上させる投資が必要となる。FCE Holdings<9564>は、人口減少というリスクにさらされている日本企業に対して、「チャレンジあふれる未来をつくる」というパーパスを策定し、「『人』×『Tech』で、人的資本の最大化に貢献する」というミッションを実践している。具体的には、DX推進事業の「Robo-Pat DX」などテクノロジーによって人的資本の不足を補い、教育研修事業の「Smart Boarding」などによって人的資本のパフォーマンス向上をサポートし、企業の生産力向上を支援している。同社の特徴は、人的資本の最大化に向けて、DX推進事業と教育研修事業の両輪を有していること、両輪ともに商品・サービスを提供するだけでなくコンサルティングサポートも提供していることにある。片輪でサポートが別料金という運営が多い他社と最も差別化された点であり、ランキングで高評価を得る所以でもある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《AS》
提供:フィスコ