新興市場銘柄ダイジェスト:バンクオブイノベは大幅に反発、ジェイックがストップ高
<4811> ドリーム・アーツ 3230 +307
大幅に続伸。日本経済新聞社(東京都千代田区)がドリーム・アーツの大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」を導入したと発表している。全社員3000ユーザーを支えるERP(統合基幹業務システム)のフロント基盤として活用されているという。SmartDBは、現場主体で業務プロセスの完全デジタル化を実現できるワークフローとWebデータベース機能を備えたノーコード・ローコードの開発プラットフォーム。
<4056> ニューラルG 1090 +17
大幅に4日ぶり反発。デジタルサイネージ領域で共同通信社と資本業務提携すると発表している。自社グループのマンションサイネージメディアや屋外大型ビジョン等で共同通信社のコンテンツを採用するほか、自社グループで共同通信社のコンテンツの販売代行などを行う。また、共同通信社とクロスプラス<3320>に対し、それぞれ新株9万0416株を割り当てる第三者割当増資を実施する。調達資金の約1.96億円は研究開発費に充てる。
<4393> バンクオブイノベ 3765 +395
大幅に反発。14万株(5.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.5%。取得期間は24年1月4日-2月29日。中長期的な株主価値向上が目的としている。18日に年初来安値を記録するなどバンク・オブ・イノベーション株はこのところ低調に推移していたことから、自律反発を期待した買いも入っているようだ。
<7073> ジェイック 3725 +700
ストップ高。子会社となる予定のエフィシエント(横浜市)と共同開発したAIを活用した面接練習アプリ「steach」が一部メディアで紹介されたと発表している。「就活に生成AI効果的に」という特集記事の中で、AIで面接練習ができるサービスとして取り上げられた。また、自己PR&志望動機の作成・添削サービス「就活AI」に新機能として「逆質問作成」を追加している。求職者が面接時等に企業に質問する逆質問に着目し、新たに実装した。
<4883> モダリス 100 -2
朝高後、値を消す。独自開発したミニCas9の発明に関する特許出願が日本特許庁と中国国家知識産権局から、それぞれ査定通知を受けたと発表している。CRISPR(獲得免疫機構として機能するDNA領域)を用いたエピゲノム編集技術などで利用可能な小型dCas9(ゲノム編集の切断酵素であるCas9の切断活性を取り除いた酵素)で、エピゲノム編集の送達ツールであるアデノ随伴ウイルスを搭載するのに必要なスペースを提供できるという。
<1739> メルディアD 1006 +150
ストップ高。メルディアDC株に対してオープンハウスグループ<3288>子会社のプレサンスコーポレーション<3254>が株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき1095円(22日終値856円)で、期間は25日から24年2月13日まで。TOB終了後、株式併合を経て5月頃に同じくオープンハウスグループの三栄建築設計(東京都新宿区)の保有株を取得する。メルディアDCは賛同の意見を表明しており、同社株は上場廃止になる予定。
《ST》
提供:フィスコ