三菱UFJ、第一生命HDなど大手金融株が軟調、米10年債利回りが一段と低下
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が軟調な値動きを強いられている。ここ欧米や国内など世界的に金利低下局面にあり、前日の米債券市場では長期債や超長期債が買われ、米10年債利回りは4.10%台まで水準を切り下げた。発表された雇用関連指標が低調で、FRBによる利下げ前倒しの思惑が債券買いに拍車をかけている。また、日本でも欧米の金利低下に引っ張られる形で長期債利回りは下落基調にあり、前日に新発10年債利回りが0.620%をつける場面があった。大手金融機関にとっては運用環境の悪化が嫌気され、株価にネガティブに作用している。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS