話題株ピックアップ【夕刊】(3):コスモHD、ショーケース、ラボロAI
■コスモHD <5021> 5,635円 -26 円 (-0.5%) 本日終値
コスモエネルギーホールディングス<5021>が冴えない。同社は29日、米議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が同日付のレポートで、12月14日開催予定の臨時株主総会での買収防衛策の発動に関する承認議案を巡り、議決権の賛成行使を推奨したことを確認したと公表した。買収防衛策は、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)などに対抗するもので、村上氏側以外の株主に新株予約権を割り当てるといった内容。ISSの賛成推奨に伴って、買収防衛策の発動による無条件での新株予約権の割り当てと、1株利益の希薄化リスクが意識されたようだ。
■ショーケース <3909> 399円 +80 円 (+25.1%) ストップ高 本日終値
ショーケース<3909>がストップ高。さくらインターネット<3778>が政府クラウドの提供事業者に初の国内勢として選出されたことで、前日まで2日連続のストップ高に買われる人気となったが、その流れを受けて、クラウド関連株に動意づく銘柄が増えている。そのなかショーケースは大底圏にあり、売り物が枯れていたこともあって物色人気に火がついた。ウェブサイト最適化技術をクラウドサービスで展開して、業績面では23年12月期は前期に続く赤字見通しながら、買収効果などを背景にトップラインの拡大が続いていることはポイントとなる。また、グループウェアのクラウドサービスなどで国内屈指のサイボウズ<4776>と連携していることは、今後の業務展開でも大きくプラスに働く。
■Laboro.AI <5586> 987円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
Laboro.AI<5586>が反発。この日、ホームページ内の取引先実績ページに「Rapidus株式会社を追加した」と発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。
■フィル・カンパニー <3267> 596円 +65 円 (+12.2%) 本日終値
フィル・カンパニー<3267>が6日ぶり反発。29日の取引終了後、23年11月期業績予想について売上高を70億円から60億円(前期比37.0%増)へ、営業利益を2億5000万円から2億円(同18.3%増)へ下方修正すると発表した。ただ、第3四半期累計時点で営業赤字であることから、通期で黒字確保の見通しを維持したことが安心感を誘い、買われたようだ。下方修正の理由は、「請負受注スキーム」の上期の受注高が当初想定を下回ったことや、「開発販売スキーム」のプロジェクトの販売引き渡しが一部来期にずれ込んだこととしている。
■アドバンRM <8769> 487円 +36 円 (+8.0%) 本日終値
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>が後場一段高。同社はきょう午後1時ごろ、クラウド型復職/両立支援システムのオンラインリワークプログラム「eRework(イーリワーク)」をファミリーマート(東京都港区)に提供したと発表。これが株価を刺激したようだ。イーリワークは、オンラインで受けられる3週間のリワークプログラムに加え、復職後のフォローアップ、復職者を受け入れる職場の体制整備支援を含めた総合パッケージサービス。「認知行動療法」をベースとしたeラーニングをはじめとし、再発防止のためのワークやGPSを活用した移動訓練、カウンセラーによる面談などで多角的に現在の状態をスコア化するという。
■いい生活 <3796> 525円 +33 円 (+6.7%) 本日終値
いい生活<3796>が急反発した。30日、不動産の賃貸業者間流通サイト「いい生活 Square」の新機能として、初期費用自動計算機能をリリースしたと発表。賃貸仲介業者の業務効率化につながると期待され、利用拡大による収益貢献を期待した買いを誘ったようだ。サイト上で広告物件を表示した際に、見積もり概算ボタンを押すことで、初期費用項目の金額が自動で計算される。入居希望者の問い合わせに迅速に対応できるといった効果が見込めるという。
■シンシア <7782> 561円 +34 円 (+6.5%) 本日終値
シンシア<7782>が急動意。午後1時ごろ、リユース業界向けパッケージシステムを手掛けるタロスシステムズ(千葉市美浜区)の発行済み株式51%を取得し、連結子会社化すると発表。これが材料視された。タロスシステムズの子会社化により、シンシアが得意とするWebマーケティングノウハウとの融合で今後の更なる顧客拡大やサービス向上へとつなげたい狙い。
■ハウスコム <3275> 890円 +53 円 (+6.3%) 本日終値
ハウスコム<3275>が高い。29日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得上限は8万株(自己株式を除く発行済み株数の1.0%)、または7600万円。期間は11月30日から来年7月31日まで。取締役や従業員に対するインセンティブ・プランに活用するため。
■AVILEN <5591> 2,284円 +49 円 (+2.2%) 本日終値
AVILEN<5591>がしっかり。29日の取引終了後、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行に対し、生成AIの活用を通じ業務改革を支援したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。業務プロセスの改革やAI活用人材の育成を支援する組織開発サービス「ChatGPT アイデアソン」を用いて、チャットGPTに関する研修機会を提供。更に、将来の業務イメージの具体化などの支援を行ったという。
■gumi <3903> 416円 +6 円 (+1.5%) 本日終値
gumi<3903>が続伸した。29日の取引終了後、連結子会社が保有する投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益11億4300万円を24年4月期第3四半期(23年11月~24年1月)において特別利益として計上すると発表し、材料視されたようだ。売却したのは上場有価証券1銘柄で、保有資産の効率的な運用を図るのが狙い。同社は24年4月期の業績予想は非開示としている。
●ストップ高銘柄
アマナ <2402> 116円 +30 円 (+34.9%) ストップ高 本日終値
アスタリスク <6522> 906円 +150 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
コンヴァノ <6574> 755円 +100 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
アルデプロ <8925> 324円 -80 円 (-19.8%) ストップ安 本日終値
ZUU <4387> 713円 -150 円 (-17.4%) ストップ安 本日終値
ジオコード <7357> 778円 -150 円 (-16.2%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
⇒⇒[告知]最高5万円が当たる! 「株探アンケート」を実施中
⇒⇒「株探」では、【調査! 24年の日本株戦略】を実施しています。
⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に5万円分、25名の方に1万円分を差し上げます。
⇒⇒※アンケートのご回答はこちらからお願いします。
株探ニュース
コスモエネルギーホールディングス<5021>が冴えない。同社は29日、米議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が同日付のレポートで、12月14日開催予定の臨時株主総会での買収防衛策の発動に関する承認議案を巡り、議決権の賛成行使を推奨したことを確認したと公表した。買収防衛策は、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)などに対抗するもので、村上氏側以外の株主に新株予約権を割り当てるといった内容。ISSの賛成推奨に伴って、買収防衛策の発動による無条件での新株予約権の割り当てと、1株利益の希薄化リスクが意識されたようだ。
■ショーケース <3909> 399円 +80 円 (+25.1%) ストップ高 本日終値
ショーケース<3909>がストップ高。さくらインターネット<3778>が政府クラウドの提供事業者に初の国内勢として選出されたことで、前日まで2日連続のストップ高に買われる人気となったが、その流れを受けて、クラウド関連株に動意づく銘柄が増えている。そのなかショーケースは大底圏にあり、売り物が枯れていたこともあって物色人気に火がついた。ウェブサイト最適化技術をクラウドサービスで展開して、業績面では23年12月期は前期に続く赤字見通しながら、買収効果などを背景にトップラインの拡大が続いていることはポイントとなる。また、グループウェアのクラウドサービスなどで国内屈指のサイボウズ<4776>と連携していることは、今後の業務展開でも大きくプラスに働く。
■Laboro.AI <5586> 987円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
Laboro.AI<5586>が反発。この日、ホームページ内の取引先実績ページに「Rapidus株式会社を追加した」と発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。
■フィル・カンパニー <3267> 596円 +65 円 (+12.2%) 本日終値
フィル・カンパニー<3267>が6日ぶり反発。29日の取引終了後、23年11月期業績予想について売上高を70億円から60億円(前期比37.0%増)へ、営業利益を2億5000万円から2億円(同18.3%増)へ下方修正すると発表した。ただ、第3四半期累計時点で営業赤字であることから、通期で黒字確保の見通しを維持したことが安心感を誘い、買われたようだ。下方修正の理由は、「請負受注スキーム」の上期の受注高が当初想定を下回ったことや、「開発販売スキーム」のプロジェクトの販売引き渡しが一部来期にずれ込んだこととしている。
■アドバンRM <8769> 487円 +36 円 (+8.0%) 本日終値
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>が後場一段高。同社はきょう午後1時ごろ、クラウド型復職/両立支援システムのオンラインリワークプログラム「eRework(イーリワーク)」をファミリーマート(東京都港区)に提供したと発表。これが株価を刺激したようだ。イーリワークは、オンラインで受けられる3週間のリワークプログラムに加え、復職後のフォローアップ、復職者を受け入れる職場の体制整備支援を含めた総合パッケージサービス。「認知行動療法」をベースとしたeラーニングをはじめとし、再発防止のためのワークやGPSを活用した移動訓練、カウンセラーによる面談などで多角的に現在の状態をスコア化するという。
■いい生活 <3796> 525円 +33 円 (+6.7%) 本日終値
いい生活<3796>が急反発した。30日、不動産の賃貸業者間流通サイト「いい生活 Square」の新機能として、初期費用自動計算機能をリリースしたと発表。賃貸仲介業者の業務効率化につながると期待され、利用拡大による収益貢献を期待した買いを誘ったようだ。サイト上で広告物件を表示した際に、見積もり概算ボタンを押すことで、初期費用項目の金額が自動で計算される。入居希望者の問い合わせに迅速に対応できるといった効果が見込めるという。
■シンシア <7782> 561円 +34 円 (+6.5%) 本日終値
シンシア<7782>が急動意。午後1時ごろ、リユース業界向けパッケージシステムを手掛けるタロスシステムズ(千葉市美浜区)の発行済み株式51%を取得し、連結子会社化すると発表。これが材料視された。タロスシステムズの子会社化により、シンシアが得意とするWebマーケティングノウハウとの融合で今後の更なる顧客拡大やサービス向上へとつなげたい狙い。
■ハウスコム <3275> 890円 +53 円 (+6.3%) 本日終値
ハウスコム<3275>が高い。29日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得上限は8万株(自己株式を除く発行済み株数の1.0%)、または7600万円。期間は11月30日から来年7月31日まで。取締役や従業員に対するインセンティブ・プランに活用するため。
■AVILEN <5591> 2,284円 +49 円 (+2.2%) 本日終値
AVILEN<5591>がしっかり。29日の取引終了後、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行に対し、生成AIの活用を通じ業務改革を支援したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。業務プロセスの改革やAI活用人材の育成を支援する組織開発サービス「ChatGPT アイデアソン」を用いて、チャットGPTに関する研修機会を提供。更に、将来の業務イメージの具体化などの支援を行ったという。
■gumi <3903> 416円 +6 円 (+1.5%) 本日終値
gumi<3903>が続伸した。29日の取引終了後、連結子会社が保有する投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益11億4300万円を24年4月期第3四半期(23年11月~24年1月)において特別利益として計上すると発表し、材料視されたようだ。売却したのは上場有価証券1銘柄で、保有資産の効率的な運用を図るのが狙い。同社は24年4月期の業績予想は非開示としている。
●ストップ高銘柄
アマナ <2402> 116円 +30 円 (+34.9%) ストップ高 本日終値
アスタリスク <6522> 906円 +150 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
コンヴァノ <6574> 755円 +100 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
アルデプロ <8925> 324円 -80 円 (-19.8%) ストップ安 本日終値
ZUU <4387> 713円 -150 円 (-17.4%) ストップ安 本日終値
ジオコード <7357> 778円 -150 円 (-16.2%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
⇒⇒[告知]最高5万円が当たる! 「株探アンケート」を実施中
⇒⇒「株探」では、【調査! 24年の日本株戦略】を実施しています。
⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に5万円分、25名の方に1万円分を差し上げます。
⇒⇒※アンケートのご回答はこちらからお願いします。
株探ニュース