トヨタが頑強、円高進行も下値抵抗力発揮し新興国向け商用車新モデル投入が株価刺激
トヨタ自動車<7203>が頑強な値動きをみせている。足もと米長期金利の低下を背景に外国為替市場でドル売り・円買いの動きが誘発され、1ドル=148円台近辺まで円高方向に振れている。輸出セクターの中でも為替感応度が高い自動車株には逆材料として意識されやすい。ただ、同社の24年3月期通期想定為替レートは1ドル=141円で実勢よりも依然として7円以上も円高に設定されており、業績面で下方圧力はかかりにくい。そうしたなか、同社は27日に新興国向け世界戦略としての位置付けで、ピックアップトラック「ハイラックス」の一つで従来と比べ価格面で最大2割安くした新車種を公開しており、新興国向けの商用車新モデル投入による営業戦略強化の動きがポジティブ視されている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年11月28日 09時34分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年11月28日 09時34分