MS&ADが反落、自然災害ロス響き今期純利益予想を下方修正
MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>が反落した。前週末17日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、純利益の見通しを3000億円から2800億円(前期比32.7%増)に下方修正した。取得総数300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.56%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いの実施を発表したものの、同業大手各社が業績予想を上方修正したなかにあって、MS&ADは下方修正に踏み切る格好となり、業況に対する投資家の慎重な見方が広がったようだ。自然災害ロスの増加などを背景に、国内損保事業と海外事業の見通しを引き下げた。自社株の取得期間は11月20日から24年3月22日とする。
出所:MINKABU PRESS
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