貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8031 三井物産

東証P
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前日比
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14:02 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.5 1.30 3.02 19.20
時価総額 98,343億円
比較される銘柄
三菱商, 
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丸紅

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前半快走・後半足踏みの今年に、高級車2台+αを稼いだ日替わりヒーロー戦法

すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 ココイチさんの場合-第1回

登場する銘柄
東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、住友商事<8053>、丸紅<8002>、エヌビディア<NVDA>

編集・構成/真弓重孝(株探編集部)、文・イラスト/福島由恵(ライター)

■ココイチさん(ハンドルネーム・60代・男性)のプロフィール:
元社会科教師で、定年から3年前倒しで早期退職した後、現在は経営アドバイザー等を無償で行いながら株式投資にいそしむ。40歳から200万円を元手に投資を始め、退職金2000万円を投入して信用取引を始めた頃から運用成果が向上していく。
累積投資元本約8000万円を大きく膨らませ、リターンの一部の5000万円を妻にわたし、かつ自宅や自動車を購入し、足元で残った自分の運用資産は約1億6000万円に。うち半分はファンドラップに預けてお任せ運用している。投資手法は株価上昇モメンタムを生かした短期投資と、優待株中心の中長期投資の2本柱で進行中。
ハンドルネームは「愛犬ココが一番」に由来する。

今回登場するココイチさん(ハンドルネーム)は、今年(2023)の投資リターンで、高級車2台を購入、さらに自宅のリフォームも行ってしまったすご腕さんだ。

年初の目標は「月間100万円のリターン」だったが、相場の上昇モメンタム(騰勢)が強まった前半戦はそれを大幅に上回る「月間200万円」を連発することができた。

現在1億6000万円の資金を運用するココイチさんの投資スタイルは、短期と中長期の二段構えとなっている。短期枠では株価の上昇モメンタムに火が付いたセクターの主力銘柄を、中長期枠では今後の成長が期待できそうなセクターや優待銘柄などを運用する。

こうした戦略で億り人になった秘訣は、「木より森を見る」マクロの視点で勝負銘柄を選び、日替わりヒーローがコツコツ得点を重ねる戦術だ。その投資法や考え方はどのようなものなのかを、3回シリーズで紹介していく。

初回は、短期のモメンタム投資に焦点を当てる。

3月からは半導体、4月は商社で攻める

短期モメンタム投資で今年に成果を上げたのが、3月頃に株価が底を打った半導体株、4月頃から「バフェット効果」で勢いが増した商社株だ。

半導体株は、ニュースなどで関連の話題が急浮上したのが、参戦のきっかけとなった。ココイチさんは、生成AI(人工知能)の「チャットGPT」に対する人々の関心度は高く、普及に伴ってサービスを裏で支える製品の需要は高まるのだろうと判断した。

その筆頭が半導体と考えたのは、日々チェックしている株式情報番組で、GPU(画像処理半導体)を手掛ける米国のエヌビディア<NVDA>への言及が増えていたことがあった。

■エヌビディアの日足チャート(23年1月~)
【タイトル】

注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同


これまでの経験から、アメ株で勢いづいたセクターの動きに、日本株が少し遅れて付いていくさまを見てきたココイチさんは、エヌビディアに追随する形で日本の半導体セクターも勢いづくと考えた。

4月からの商社株は、もともと割安高配当株として上昇基調にあったところに、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が商社株の買い増しを進めるニュースが再燃したことに関心を持った。再び上昇モメンタムが加速すると見て、商社セクターの値動きが活発になったところを狙い参戦した。

■三菱商事の日足チャート(23年1月~)
【タイトル】

銘柄選びはざっくり、数で勝負

こうした要領で攻めるセクターを決めた後に、どの銘柄を狙うかを考える。キーワードは、個人ではなくチームで勝つ

大化けするようなスーパースターを一人探すより、派手さはなくても日替わりでヒーローになれるようなメンバーを揃えて、チーム力で堅実に勝ちを積み重ねてくれればOKという考え方だ。

銘柄選びでは、時間をかけて事細かに分析することはせず、ある程度の実績を持っていれば、ポートフォリオに組み入れる。具体的には、こんな風になる。

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



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