タメニー---2Q利益面は業績予想を上回り着地、下半期の黒字化に向けて各事業とも順調な進捗
タメニー<6181>は10日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)決算を発表した。売上高が25.83億円、営業損失が1.19億円、経常損失が1.49億円、四半期純損失が1.29億円となった。2024年3月期第1四半期より非連結での業績を開示しており、そのため、対前年同四半期増減率については記載していない。
婚活事業の売上高は10.89億円、営業利益は2.84億円となった。当第2四半期について、「パートナーエージェント」は各種キャンペーンや「OTOCON」からの安定送客で新規入会者数が前年同期比6.1%増となり、在籍会員数が前年同期末比4.6%減も計画を上回る推移となった。
カジュアルウェディング事業の売上高は13.10億円、営業損失はのれん償却費0.76億円を計上し1.58億円となった。当第2四半期については、「スマ婚シリーズ」は挙式披露宴(少人数挙式等除く)の施行件数が前年同期比17.1%増となり、「2次会くん」は施行件数が前年同期比64.6%増となった。一方、「LUMINOUS」は挙式披露宴の需要拡大に伴う反動から施行件数が前年同期比16.0%減となった。なお、「スマ婚シリーズ」と「2次会くん」では成約件数が第2四半期累計期間としては2021年3月期以降で最大となったが、引き続き、有力企業との連携強化やSNSを活用したマーケティング等により更なる集客拡大を目指すとしている。また、「LUMINOUS」では挙式披露宴の前撮り需要の拡大を成長機会と捉え、有力企業との連携 強化やスタジオセットのリニューアル等を進めており、足元の成約状況は緩やかに改善に向かっているとしている。
ライフ&テック事業の売上高は1.22億円、営業利益は0.25億円となった。当第2四半期については、生活品質向上に資するサービスは婚活及びカジュアルウェディング事業の顧客向けサービスの拡充に努め、紹介可能サービスが保険、金融・不動産、家事代行等を中心に48サービスとなった。加えて、同社が代理店として行う保険販売は提案体制の再整備で新規保険契約証券数が7-9月より再度増加に転じた。また、「CONNECT-ship」は利用会員数及び課金対象会員数が前期末水準で推移する一方、「CONNECT-ship」と連携した結婚相談所連盟や会員向け婚活パーティーは堅調な推移となった。加えて、「CONNECT-ship」の利用会員向け成婚後サポートとして「ゼクシィ相談カウンター」と新たな連携を開始した。
地方創生事業の売上高は0.75億円、営業利益は0.08億円となった。当第2四半期については、北海道のオンライン結婚サポートセンターの委託業務を受託するとともに、東京都「結婚支援マッチング事業支援業務」の事業プロモーターより実施事業会社として選定された。これらにより、婚活支援システムの提供数は累計12都府県、婚活支援センターの運営受託数は累計5都道府県の見込みとなった。また、各種イベント・セミナーにおいては、前期の年間受託件数を上回る推移となった。なお、婚活支援システムの新規提供に係る収益の大部分は第4四半期計上となる。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比44.9%増の57.80億円、営業利益が0.50億円、経常利益が0.00億円、当期純利益が0.20億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ