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4890 坪田ラボ

東証G
435円
前日比
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時価総額 111億円
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坪田ラボ---2Q新規知財の発見及び新規パイプラインの基礎研究、知財の導出及び共同研究先のパートナー企業との研究開発強化


坪田ラボ<4890>は10日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比91.9%減の0.49億円、営業損失が4.08億円(前年同期は1.24億円の利益)、経常損失が4.03億円(同1.07億円の利益)、四半期純損失が2.93億円(同0.74億円の利益)となった。

同社は慶應義塾大学発ベンチャーとして、“ビジョナリーイノベーションで未来をごきげんにする”をキーワードに、近視、ドライアイ、老眼、また脳領域の治療に革新的なイノベーションを起こすことを目指し、中長期的な事業の拡大と収益向上を目指し、事業活動を行ってきた。研究開発では、新規知財の発見及び新規パイプライン追加のための基礎研究、知財の導出及び共同研究先であるパートナー企業との研究開発を強化してきた。またヘルスケア分野でのコモディティ開発にも注力し、8月には、NECパーソナルコンピュータとの特許等実施・使用許諾契約に基づき、同社よりバイオレットライトLED搭載パーソナルコンピュータが発売された。また老齢犬の認知機能低下の予防、早期介入を目指したプロジェクトのパイロット・スタディも開始し、この研究開発は、中小企業庁「令和5年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)公募」に採択された。研究論文では、「仮説志向計画法(Discovery-Driven Planning)に基づいたデータマイニングによる近視性脈絡膜新生血管の潜在的な治療標的の特定」、「ビスフェノール A暴露が眼軸長伸長に及ぼす影響および小胞体(ER)ストレスの観点から見た強膜に及ぼすメカニズム」を公表した。事業開発では、TLG?001の検証的臨床試験の被験者の組み入れを進め、10月に組み入れが完了した。点眼薬ではTLM-003の国内臨床試験(フェーズ1)開始に向けての準備を進めた。
一方脳関連ではTLG?005のうつ病、パーキンソン病の特定臨床研究における被験者の組み入れも完了した。
また近視関連事業の連携のため、大きなポテンシャルが期待される中国を訪問、眼科分野の重鎮の医師とネットワークを広げ、今後の市場参入への足掛かりを掴むとしている。

2024年3月期通期の業績予想については、売上高は前期比8.8%増の10.39億円、営業利益は同81.4%減の0.31億円、経常利益は同79.2%減の0.30億円、当期純利益は同77.8%減の0.20億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

 提供:フィスコ

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