プログリット Research Memo(6):財務内容は改善し、自己資本比率は41.5%に
■プログリット<9560>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
2023年8月期末において、資産合計は前期末比1,118百万円増加し、2,628百万円となった。流動資産は現金及び預金が1,000百万円増加したことなどにより、同1,038百万円増の2,132百万円となり、固定資産は神戸三宮校の開校に伴う敷金の増加などにより同79百万円増の496百万円となっている。
負債合計は前期末比435百万円増加し、1,535百万円となった。流動負債は同477百万円増の1,434百万円となっており、これは、長期借入金が30百万円減少したものの、未払金・未払費用が140百万円、契約負債が248百万円、賞与引当金が73百万円それぞれ増加したことなどによる。固定負債は、長期借入金が41百万円減少したことで、100百万円となった。
純資産は2022年9月東証グロース市場上場時の増資264百万円、新株予約権の行使58百万円、当期純利益360百万円などにより前期末比683百万円増加し、1,092百万円となった。この結果、安全性を表す経営指標は全て改善された。流動比率148.6%(同34.4pt改善)、負債比率140.5%(同128.1pt改善)、自己資本比率41.5%(同14.5pt改善)となっている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
《SI》
提供:フィスコ