UBEは一時マイナス圏、樹脂・化成品が下振れし今期業績予想を下方修正
全体相場が堅調な地合いのなか、UBE<4208>が冴えない。朝方にマイナス圏で推移する場面があった。2日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表。最終損益の黒字幅の見通しをこれまでの275億円から215億円に引き下げたことが株価の重荷となったようだ。前期は70億3400万円の最終赤字だった。
中国経済の停滞を背景に、ナイロンポリマー・カプロラクタムは販売数量が落ち込み、価格スプレッドも縮小。樹脂・化成品部門の収益が想定よりも下振れし、下期の需要回復も大幅に遅れる見通しとなった。今期の売上高予想は5450億円から4840億円(前期比2.2%減)に下方修正した。上期(4~9月)の連結業績は、売上高と営業利益、経常利益は計画を下振れて着地する。一方、セメント関連事業における販売価格の是正効果により、持ち分法投資損益が大幅に改善するほか、税金費用の減少もあって、上期の最終利益は計画を上回って着地する格好となった。
出所:MINKABU PRESS
中国経済の停滞を背景に、ナイロンポリマー・カプロラクタムは販売数量が落ち込み、価格スプレッドも縮小。樹脂・化成品部門の収益が想定よりも下振れし、下期の需要回復も大幅に遅れる見通しとなった。今期の売上高予想は5450億円から4840億円(前期比2.2%減)に下方修正した。上期(4~9月)の連結業績は、売上高と営業利益、経常利益は計画を下振れて着地する。一方、セメント関連事業における販売価格の是正効果により、持ち分法投資損益が大幅に改善するほか、税金費用の減少もあって、上期の最終利益は計画を上回って着地する格好となった。
出所:MINKABU PRESS