サンワテクノス---2Q増収・2ケタ増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
サンワテクノス<8137>は30日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が第二四半期累計期間として過去最高の業績となる前年同期比5.3%増の888.67億円、営業利益が同4.3%増の34.42億円、経常利益が同3.5%増の37.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.7%増の30.75億円となった。
日本での売上高は前年同期比6.8%減の605.77億円、営業利益は同8.5%減の20.87億円となった。自動車関連搭載向け及び精密機器業界向けの電子部品、自動車業界向けの設備機器、半導体関連業界向けの搬送装置の販売が増加したが、半導体製造装置業界向けの電機品及びコネクタ、産業機械業界向けの電機品、電子部品、コネクタ及び電子機器、太陽光関連業界向けの制御機器の販売が減少した。
アジアでの売上高は同19.8%増の341.36億円、営業利益は同14.7%増の13.05億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品、産業機械業界向けの電子部品、事務用機器業界向けのコネクタの販売が増加したが、生活家電関連業界向けの電子部品、半導体製造装置業界向けの電子機器の販売が減少した。
欧米での売上高は同0.8%増の33.41億円、営業利益は1.33億円(前年同期は0.40億円の損失)となった。欧米では、産業機械業界向け及び自動車関連搭載向けの電子部品の販売が増加したが、アミューズメント業界向けの電子部品、自動車業界向けの設備機器の販売が減少した。
その他の売上高は同18.5%減の2.73億円、営業損失は0.19億円(同0.10億円の損失)となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比8.0%減(前回予想比5.3%減)の1,665.00億円、営業利益が同27.8%減の55.10億円、経常利益が同23.6%減(同3.0%増)の58.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.8%減(同15.7%増)の45.70億円としている。
《SI》
提供:フィスコ