KOKUSAが続伸、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
KOKUSAI ELECTRIC<6525>が続伸。同社は25日に東証プライム市場に新規上場し、公開価格1840円を15.0%上回る2116円で初値をつけた。上場初日は2350円で取引を終え、翌26日、そして今日27日と値を上げている。同社は日立国際電気の半導体製造装置部門が分社し発足しており、バッチ式ALD成膜装置で世界首位、熱処理(膜質改善)装置で同2位のシェアを誇る。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2730円に設定した。同社が得意とするバッチ式ALD成膜装置は高難度加工と高生産性の両立が可能で今後、需要が高まることを予想。AI投資の加速も追い風になるとみている。24年3月期の連結営業利益は、メモリ投資の落ち込みで前期比48.1%減の291億900万円(同証券予想は300億円)と減益予想だが、25年3月期の同利益は372億円と急回復を見込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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