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サムティ---3Qは2ケタ増収、連結業績予想の上方修正を発表


サムティ<3244>は13日、2023年11月期第3四半期(22年12月-23年8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比60.6%増の1,017.92億円、営業利益が同73.1%増の88.87億円、経常利益が同7.8%増の61.87億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.3%減の34.01億円となった。

不動産開発事業の売上高は前年同期比28.2%増の403.58億円、営業利益は同23.5%増の67.29億円となった。自社賃貸マンションブランド「S-RESIDENCE」シリーズ等の企画開発・販売を行っている。当第3四半期累計期間においては、33物件の販売用不動産を販売した。

不動産ソリューション事業の売上高は同47.1%増の279.90億円、営業利益は同26.4%増の37.08億円となった。収益不動産等の取得・再生・販売を行っている。当第3四半期累計期間においては、33物件の販売用不動産を販売した。

海外事業の売上高は146.12億円(前年同期は計上無し)、営業利益は14.96億円(同2.41億円の損失)となった。海外における投資、分譲住宅事業を行っている。2021年11月期より販売を開始したベトナム国ハノイ市におけるスマートシティ分譲住宅事業プロジェクトについては、販売が順調に進捗している。

不動産賃貸事業の売上高は同0.4%減の63.21億円、営業利益は同12.1%減の27.16億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の賃貸を行っている。当第3四半期累計期間において物件取得が順調に推移し、50物件、299億円の収益物件を取得したほか、42物件、約593億円の開発物件を竣工した。

ホテル賃貸・運営事業の売上高は同156.7%増の94.31億円、営業損失は9.81億円(同20.59億円の損失)となった。当第3四半期累計期間において、「メルキュール飛騨高山(岐阜県高山市)」等をはじめとした、同社グループが参画するホテルは20物件となった。全国旅行支援や、訪日外国人観光客の増加により、保有・運営ホテルの稼働率、客室単価は回復傾向にある。なお、「ホテルサンシャイン宇都宮(栃木県宇都宮市)」について、栃木県より宿泊療養施設確保の要請があり、同社グループとして、企業の社会的責任及び地域社会への貢献の観点から本要請を受け入れ、一棟全体を療養施設として栃木県に賃貸していたが、2023年4月1日より、宿泊療養施設としての賃貸を終了し、通常営業を再開している。

不動産管理事業の売上高は同8.2%増の30.78億円、営業利益は同35.8%減の3.92億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の管理を行っている。

2023年11月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比47.9%増(前回予想比15.2%増)の1,900.00億円、営業利益が同42.0%増(同11.1%増)の200.00億円、経常利益が同14.3%増(同50.0%増)の165.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増(同83.3%増)の110.00億円としている。

《SI》

 提供:フィスコ

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