プログリット---23年8月期は2ケタ増収増益、売上高および各利益が過去最高を更新
プログリット<9560>は12日、2023年8月期決算を発表した。売上高が前期比34.2%増の30.23億円、営業利益が同52.5%増の4.97億円、経常利益が同53.6%増の4.92億円、当期純利益が同92.9%増の3.60億円となった。
前期に引き続き売上高から当期純利益まで、全てにおいて過去最高を更新した。利益面については、事業成長により売上総利益が6.30億円増加し、積極的な採用活動やマーケティング投資によるコスト増を吸収し営業利益は増益となった。
同社は、英語コーチングサービス「プログリット」において、集中学習によって飛躍的に英語力を向上させるために、顧客ごとにカスタマイズしたカリキュラムの設計、英語学習を継続させる習慣を身につけるためのコンサルタントによるサポート、という主に2つの特徴において、継続的な品質向上と改善に取り組んでいる。
当年度においては、2022年9月29日に東京証券取引所グロース市場への上場後積極的に取り組んだメディア対応等を通じた知名度向上により、特に個人顧客の予約数・契約数は増加傾向にある。また、サブスクリプション型の英語学習サービスである「シャドテン」はYouTuberとのタイアップ動画等の効果的なプロモーションによる申込数の増加、学習コンテンツの拡充やアプリの顧客体験改善等による平均継続期間の増加等により、有料課金ユーザーは増加の一途を辿っており同社の収益基盤として順調に成長している。同サービスは2023年8月期末時点で月間売上高1億円を超えた。
2024年8月期通期の業績予想については、売上高が前期比25.7%増の38.00億円、営業利益が同22.7%増の6.10億円、経常利益が同23.7%増の6.10億円、当期純利益が同21.9%増の4.40億円を見込んでいる。尚、2024年8月期には生成AIを活用した新規サービスを2件ローンチ予定としており、その開発・運用コスト約0.9億円を織り込んだ上で20%超の増益予想としている。
《SO》
提供:フィスコ