<注目銘柄>=PAコンサル、「タレントパレット」が成長を牽引
プラスアルファ・コンサルティング<4071>は6月19日に年初来高値3650円をつけたあと調整しているが、時価水準は下値買いの好機ととらえたい。
同社は、ビッグデータを可視化するプラットフォームのクラウドサービスが主な事業で、社員情報を分析して人材育成、最適配置など人事施策に活用する「タレントパレット」が主力。少子高齢化や働き方の多様化で労働力不足が深刻化しているなか、大企業を中心に人事施策の改革意欲が高まっていることなどを背景に顧客数が増加しており、会社側の23年9月期末時点の顧客数1336件の計画に対して6月末時点で1283件(進捗率84.7%)を達成。既存顧客のアップセルにより顧客単価も堅調に推移しており、好業績を牽引している。
8月14日発表の第3四半期累計(22年10月~23年6月)連結決算では、営業利益は25億6500万円となり、会社側によると前年同期比41.4%増となった。足もとの好調を理由に7月7日に23年9月期業績予想を上方修正したが、第3四半期時点でタレントパレット事業の主要KPIの全てが計画を上回っているとしていることから、通期計画の営業利益37億円達成は十分に可能だろう。
また、引き続きタレントパレット事業を牽引役とする成長が期待できるとして、調査機関のなかには24年9月期営業利益48億円弱を見込むところもある。11月中旬に予定される23年9月期の本決算発表への期待感が今後強まりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、ビッグデータを可視化するプラットフォームのクラウドサービスが主な事業で、社員情報を分析して人材育成、最適配置など人事施策に活用する「タレントパレット」が主力。少子高齢化や働き方の多様化で労働力不足が深刻化しているなか、大企業を中心に人事施策の改革意欲が高まっていることなどを背景に顧客数が増加しており、会社側の23年9月期末時点の顧客数1336件の計画に対して6月末時点で1283件(進捗率84.7%)を達成。既存顧客のアップセルにより顧客単価も堅調に推移しており、好業績を牽引している。
8月14日発表の第3四半期累計(22年10月~23年6月)連結決算では、営業利益は25億6500万円となり、会社側によると前年同期比41.4%増となった。足もとの好調を理由に7月7日に23年9月期業績予想を上方修正したが、第3四半期時点でタレントパレット事業の主要KPIの全てが計画を上回っているとしていることから、通期計画の営業利益37億円達成は十分に可能だろう。
また、引き続きタレントパレット事業を牽引役とする成長が期待できるとして、調査機関のなかには24年9月期営業利益48億円弱を見込むところもある。11月中旬に予定される23年9月期の本決算発表への期待感が今後強まりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS