<注目銘柄>=東洋炭素、次世代パワー半導体向けで飛躍
東洋炭素<5310>は底入れ反転気配にあり、5000円台前半の押し目を強気に狙っていきたい。同社は等方性黒鉛など炭素製品の大手で、半導体製造用部材のルツボでは世界屈指のシェアを誇る。特に世界的な電気自動車(EV)シフトを背景に、EV向け次世代パワー半導体として有力視されるSiC(シリコンカーバイド)製パワー半導体製造工程において高水準の需要を獲得することに成功している。
23年12月期業績は原料コスト上昇を製品価格への転嫁などで吸収、営業利益段階で前期比28%増の85億円と過去最高更新を見込んでいる。また、24年12月期も大幅な利益の伸びが続く見通しで、市場では100億円台に乗せる可能性も指摘されている。時価16倍近辺のPERは、来期以降の業績変化妙味を考慮すると割安感が強い。早晩見直し買いから今年8月10日につけた年初来高値6390円奪回を視野に入れそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
23年12月期業績は原料コスト上昇を製品価格への転嫁などで吸収、営業利益段階で前期比28%増の85億円と過去最高更新を見込んでいる。また、24年12月期も大幅な利益の伸びが続く見通しで、市場では100億円台に乗せる可能性も指摘されている。時価16倍近辺のPERは、来期以降の業績変化妙味を考慮すると割安感が強い。早晩見直し買いから今年8月10日につけた年初来高値6390円奪回を視野に入れそうだ。(桂)
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