武田は冴えない、肺がん治療薬の米国販売中止で慎重姿勢
武田薬品工業<4502>は冴えない。米国時間2日、肺がん治療薬「EXKIVITY(一般名モボセルチニブ)」に関し、米国での販売を自主的に中止すると発表した。24年3月期の業績予想については、今回の影響額を引き続き精査し、必要に応じて適切に見直すという。今後の収益に及ぼす影響を懸念した売りが株価の重荷となったようだ。
モボセルチニブは21年に米食品医薬品局(FDA)から迅速承認を取得していたが、臨床第3相EXCLAIM-2検証試験で主要評価項目を達成することができず、承認を巡る検証データの要件を満たすことができなかった。武田は治験結果をもとに、FDAと議論をした結果、米国における今回の措置を決めた。モボセルチニブが承認されている他国でも、同様に自主的に販売を中止する方針を示している。
出所:MINKABU PRESS
モボセルチニブは21年に米食品医薬品局(FDA)から迅速承認を取得していたが、臨床第3相EXCLAIM-2検証試験で主要評価項目を達成することができず、承認を巡る検証データの要件を満たすことができなかった。武田は治験結果をもとに、FDAと議論をした結果、米国における今回の措置を決めた。モボセルチニブが承認されている他国でも、同様に自主的に販売を中止する方針を示している。
出所:MINKABU PRESS