アドテストなど頑強、エヌビディア株に追随し生成AI関連の半導体主力株に強さ
アドバンテスト<6857>が全般下げ相場のなかで頑強な値動きを示しているほか、ディスコ<6146>も前日終値近辺で売り物をこなしている。日経平均は一時500円近い下げ幅をみせているが、半導体主力株は総じて底堅さが観測される状況にある。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、エヌビディア<NVDA>が3%近い上昇をみせるなど戻り足を明示、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続伸と底入れの動きをみせている。半導体市況の低迷が続いているものの、生成AI市場の急拡大でデータセンター向け半導体需要は高水準で、来年以降の回復を先取りする動きが出始めているようだ。東京市場でもアドテストやディスコなど後工程の製造装置メーカーで、生成AI向けで商機が高まっている銘柄を中心に押し目を拾う動きが観測される。
出所:MINKABU PRESS
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