ミマキエンジニアリング---紙製インクカートリッジ、2023日本パッケージングコンテストで工業包装部門賞を受賞
ミマキエンジニアリング<6638>は28日、段ボールなどの包装用紙の製造を手掛けるコムパックシステムと共同で製品化した紙製インクカートリッジが、日本包装技術協会が主催する「2023日本パッケージングコンテスト」において、「サステナビリティ対応!紙製インクカートリッジ」をテーマに工業包装部門賞を受賞したことを発表。
同コンテストは、個装から外装まで包装のすべてが評価対象で、環境問題や生活者に寄り添った包装を意図していることに加えて、機能・容量・重量・コストを軽減しながら省資源、省人化に応える包装かどうかが評価される。工業包装部門賞は、優秀群に該当する。入賞作品は、「2023グッドパッケージング展」に出展され、アジア地域のパッケージングコンテスト「アジアスター」や、世界中の包装が集まる「ワールドスターコンテスト」の出品資格を得る。
同社は、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛けている。紙製インクカートリッジは、同社が設計しコムパックシステムが製造している。同社工場にてインクパックを装着し、6月から国内にて販売している。
同社は、インクカートリッジの材料をプラスチックから紙に置き換えることで、プラスチック削減率68%を達成し、年間で29.2トンのプラスチック削減及び38トンのCO2排出量削減により、脱炭素社会の実現に貢献する。今後は紙製インクカートリッジの対象製品を拡大し、海外市場向けの製品にも移行を進めていく。
《SI》
提供:フィスコ