メイホーHD Research Memo(8):グループビジョンの実現に向けて成長プラットフォームを整備
■成長戦略
1. 成長戦略
メイホーホールディングス<7369>は中期経営計画を公表していないが、当面はグループビジョンの実現に向けて成長プラットフォームを整備する時期と位置付けており、売上高100億円体制の早期実現に向けたM&A、グループとしてのさらなる一体感の醸成、メイホーグループの知名度向上を推進している。そして中長期成長戦略として、既存事業会社の成長、既存セグメント内の新たなM&Aによる成長、既存セグメント以外のM&Aによる成長という「三段ロケット推進方式」による成長を目指している。
同社のM&Aは実績と成長可能性を重視している。基本方針として、目的はグループの強化と地域企業の存続、対象企業は成長可能性がある後継者不在の中小企業、保有方針は売却を前提としない長期保有を掲げている。またM&A対象企業の特徴としては、特定の地域で実業を営んでいること、許認可事業であること、公共事業関連の元請企業であること、従業員や技術的リソースを持っていること、健全な経営を行っている企業であることが挙げられる。今後のM&Aについては、既存の4事業領域に加えて新たな事業領域への展開も推進する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ