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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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5253 カバー

東証G
2,652円
前日比
-53
-1.96%
PTS
2,667円
23:56 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
32.6 12.39 1.49
時価総額 1,650億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 業界主力株で「貯蓄から投資」の大波に乗る!


「業界主力株で『貯蓄から投資』の大波に乗る!」

●東京市場に押し寄せる資金の奔流

 日米市場の天空を覆っていた米国8月消費者物価指数(CPI)の暗雲が一掃されて、東京市場は2日連続の快晴だ。まだ気候は秋の気配などなく日々猛暑が続いているが、東京市場の上空は明らかに快晴の秋空だ。いつまでも続いて欲しいものだが、そのためには東京市場に今後どんどん資金が流入してくれなくてはならない。

 その可能性はどうか。資金は入ってくるだろう。今月末にかけては配当取りの買いが入りやすいし、年末に向けては投資信託の設定が相次ぐことになる。そして、新年になると、新NISA(少額投資非課税制度)のスタートが控えており、「貯蓄から投資へ」の流れが本格化するだろう。では、こんな状況で買われやすいのは何か。

それは“分かりやすい” 銘柄になる。いまは何がどうなっているのか、分かりにくい時代。解明しようと思っても、複雑すぎて正解がなかなか分からない。こうなると、すでに評価が定まり、与しやすい銘柄が関心を集めることになる。それは業界主力株、特に首位企業になる。

 これなら誰でも分かるので投資しやすく、成功確率も高い。実にシンプルな理由ながら、このような観点は軽視しない方がよい。そんな誰でも知っているような銘柄なんか投資した気になれない、などと言っている場合ではないのだ。誰でも知っているからこそ、買いが集まりやすく、株価も上がりやすい。

こうなるので、誰でも知っている業界主力銘柄、首位企業をスルーしないようにしたい。それらの株価はすでにかなり高くなっている銘柄がほとんどながら、前述したように東京市場へはこれから資金が入って来るのだ。

●新規資金の受け皿となる業界主力、首位企業は?

この点を踏まえて銘柄を選ぶなら(選ぶというほどの作業は必要ないが)、まずは 建設では大阪万博で「日本館」を手掛ける清水建設 <1803> [東証P]だ。同社はすでに幾度も取り上げているので「またか……」と思われる方は、住友林業 <1911> [東証P]でよい。

 紙・パルプでは製紙首位の王子ホールディングス <3861> [東証P]になる。インドでの段ボール製造注力も株価の支援材料になるだろう。

食品・飲料では銘柄が多すぎて選択に困るが、私が外出した時には必ずといってよいほど飲む「お~い、お茶」の伊藤園 <2593> [東証P]になる。化学も銘柄が多いが、液晶フィルムだけでなく医薬品、半導体材料にまで展開している富士フイルムホールディングス <4901> [東証P]でよい。

 鉄鋼では、日本製鉄 <5401> [東証P]を外すわけにいかない。機械では中国との関係が悪化しているにも関わらず株価の上昇が続く建機国内首位、世界2位のコマツ <6301> [東証P]になる。電機はスター株揃いでこれまた選択に迷うが、前期の減益から回復に転じているパナソニック ホールディングス <6752> [東証P]が魅力的だ。

 そして、 自動車となるとトヨタ自動車 <7203> [東証P]になろうが、トヨタはあまりにも当たり前過ぎるので、昔、広島で仕事をしていたよしみもあってマツダ <7261> [東証P]になる。こうして見ていくと業種が多く、銘柄も増えてしまうのでポーンと飛んで鉄道株へ移ろう。当然、JR東日本 <9020> [東証P]だ。

 そして最後は業界主力、ナンバーワン企業から離れて別視点からフレッシュ企業のカバー <5253> [東証G]を。人気のVチューバーを擁するプロダクションを運営しており、同業のANYCOLOR <5032> [東証P]がグロースからプライムに昇格したことから、次はこの会社も期待が持てるので注目だ。

2023年9月15日 記

株探ニュース

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