貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3778 さくらインターネット

東証P
4,920円
前日比
+445
+9.94%
PTS
4,879円
23:58 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
126 7.08 0.08 1.45
時価総額 2,061億円
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<動意株・6日>(大引け)=さくらネット、三桜工、スマレジなど

 さくらインターネット<3778>=戻り足鮮明。独立系のデータセンター大手でクラウドサービス事業に経営資源を投下している。企業や官公庁のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込み業績は好調、24年3月期営業利益は前期比33%増の14億5000万円を見込む。6月中旬に経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け、これを材料に急速人気化し6月20日ザラ場に1750円の高値を形成した。その後は反動安に見舞われたが、8月中旬を境にリバウンド相場に移行している。きょうは約2週間ぶりに戻り高値をクリアし、買いに弾みがついている。

 三櫻工業<6584>=異彩の8連騰で4ケタ大台乗せ。しかも日足5陽連となり上げ足も加速している。独立系の自動車部品メーカーで、自動車用チューブで高い商品競争力を誇りグローバルに展開、海外売上高比率は8割に及ぶ。特に経済成長著しいインドでの展開に力を入れており、中期的な成長戦略に注目が集まっている。世界的な電気自動車(EV)シフトにも早くから対応、6月にはステランティス・グループから小型SUV向けブレーキ配管の新規受注を獲得したことを発表している。全固体電池分野の研究開発でも先駆的存在で、ハイブリッド車やEVへの需要拡大を背景に存在感を高めている。きょうの株価4ケタ大台乗せでPBRもちょうど1倍に到達、経営努力が奏功し東証の改善要請に応える格好となった。

 スマレジ<4431>=マドを開けて大幅高。スマートフォンを使ったPOSレジアプリの開発・販売を手掛けるが、時流を捉え契約店舗数が好調な伸びを示している。5日取引終了後に発表した8月のクラウドPOSレジ「スマレジ」有料プラン登録店舗数は前月比814店増の3万1921店舗と順調に拡大しており、これが投資資金を誘導している。株価は2000円台前半のもみ合いを経てボックス圏離脱を鮮明としているが、前週に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したのに続き、今週は25日・75日移動平均線のゴールデンクロスが目前で、テクニカル的にも買いが入りやすくなっている。

 フロイント産業<6312>=上昇急加速。製薬企業を需要先に造粒・コーティングを行う装置を製造している。しかし、この造粒・コーティング装置はバルク型の全固体電池の製造工程にも応用が利くことで、今後中長期的にEV関連の特需を取り込むことが可能となる。既に、同社の造粒・粉体技術は全固体電池の製造分野で実績を挙げているが、会社側では全固体電池専用の装置開発にも動いている。24年2月期は営業利益段階で前期比55%増の7億円予想と足もとの業績も回復色を強めている。株式需給面では、信用買い残が枯れた状態にあることも注目されるほか、前日の取引時間中に米ファンドのカナメ・キャピタルが同社株式5.02%の大株主に浮上したことが判明しており、これも株高を助長している。

 アステリア<3853>=上げ足強め5連騰。5日の取引終了後、法人支出管理サービス「バクラク」を展開するLayerX(東京都中央区)との業務提携を発表した。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応したデジタル化を推進するとしており、サービス拡大を期待した買いが集まったようだ。クラウドストレージ製品「バクラク電子帳簿保存」と、アステリアのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を連携させる。顧客企業は自社が管理する基幹業務システムやクラウドストレージに保存されている書類データを、バクラク電子帳簿保存に転送保管することが可能になり、2024年1月に施行される電子帳簿保存法への対応につなげる。

 ポート<7047>=大幅続伸で年初来高値にらむ。同社は5日取引終了後、人材紹介サービスの更なる成長を目指し、本格的に地方展開を開始すると発表しており、これが材料視されているようだ。第1弾として10月2日に、テストマーケティングを行っていた大阪に拠点を開設する予定。同社では地方展開、拠点開設を通じて首都圏以外の求人企業数の増加を図り、既にある会員数の基盤を活用することから広告宣伝費を新規投下することなく、人材紹介件数の増加及び1会員あたりの売り上げを更に上げるための施策になるとみている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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