話題株ピックアップ【夕刊】(1):Sansan、物語コーポ、クラレ
■Sansan <4443> 1,391円 +63.5 円 (+4.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
Sansan<4443>が反発。この日、インボイス管理サービス「Bill One」が、日本政策投資銀行(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。政投銀では年間約2万枚の紙の請求書を受領し、請求書情報を経費精算の管理システムへ手入力し目視で確認するなどの作業が年間4000時間発生しており、改正電子帳簿保存法やインボイス制度など新たな法制度への対応のために、今後更に担当者の工数が増える懸念があったという。そこで、経理業務をデジタル化して、業務効率化とインボイス制度や電子帳簿保存法のような法改正対応を同時に実現できるサービスを検討するなかで、「Bill One」の導入に至ったとしている。
■物語コーポレーション <3097> 4,560円 +200 円 (+4.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
物語コーポレーション<3097>が大幅高に買われたほか、鳥貴族ホールディングス<3193>、ヨシックスホールディングス<3221>、ギフトホールディングス<9279>、丸千代山岡家<3399>、大戸屋ホールディングス<2705>、シンメンテホールディングス<6086>といった飲食関連株が全体波乱相場に抗して軒並み買われている。脱コロナによる経済再開(リオープン)効果や、訪日外国人観光客の急増を背景としたインバウンド消費の影響で、外食産業の収益環境には追い風が強い。きょう午後2時に日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比14.2%増と大幅な伸びを記録、20カ月連続で前年同月実績を上回った。6月は同11.8%増であったことから伸び率も加速したことになる。更に今年の7月とコロナ前の2019年の7月との比較でも12.6%増と2ケタ伸長となっており、関連銘柄は良好な収益環境にあることが改めて確認される形となった。
■森六ホールディングス <4249> 2,147円 +37 円 (+1.8%) 本日終値
森六ホールディングス<4249>が5日続伸し、年初来高値を更新した。同社は24日取引終了後、グループの森六テクノロジーがトヨタ自動車<7203>向けに樹脂部品を供給すると発表しており、これが材料視されたようだ。森六テクノロジーからトヨタに樹脂部品を直接供給するのは今回が初めて。今後も樹脂部品サプライヤーとしての強みを生かし、「車両の軽量化」「安心・安全・快適な車内空間」など、高度化・複雑化する自動車業界のニーズに応えていくとしている。
■クラレ <3405> 1,605円 +27 円 (+1.7%) 本日終値
クラレ<3405>が堅調。SMBC日興証券は24日、クラレの投資評価を「2」から「1」に引き上げた。目標株価は1500円から1950円に見直している。PFAS(有機フッ素化合物)に関する規制強化を背景に、活性炭では米国での飲料水用途の需要増が期待できると指摘。数量増に加えて中期的には価格の上昇余地があるとの見方も示す。同証券はクラレの24年12月期の営業利益予想を860億円から920億円に増額している。
■ステラ ケミファ <4109> 3,105円 +45 円 (+1.5%) 本日終値
ステラ ケミファ<4109>が高い。「物言う株主」として知られる英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドは24日、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツなどと共同保有で大量保有報告書の変更報告書を提出し、ステラケミに対する保有株比率が従来の13.64%から14.70%に上昇したことを公表した。
■パークシャ <3993> 2,585円 +34 円 (+1.3%) 本日終値
PKSHA Technology<3993>が3日続伸。岩井コスモ証券が24日付で、投資判断を新規に「A」、目標株価3600円でカバレッジを開始したことが好材料視された。同証券によると、AIによる顧客対応や分析などクラウドでAIサービスを提供する継続課金型ビジネスモデルへの転換によって、継続的な増収増益が期待できる新たな成長局面を迎えていると評価。生成AIなどのAI関連需要の高まりを追い風に、中期的な成長が期待できる企業として注目したいという。
■マクビープラ <7095> 16,840円 +160 円 (+1.0%) 本日終値
Macbee Planet<7095>が反発。24日の取引終了後、従来無配を予定していた24年4月期の配当予想について、23年10月31日時点の株主に対して56円の配当を実施すると発表したことが好感された。8月25日に創立8周年を迎えることから記念配当を実施する。なお、期末配当予想は引き続き未定としている。
■みずほFG <8411> 2,340円 +7 円 (+0.3%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>がしっかり。大和証券は24日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げるとともに、目標株価を2250円から2700円に見直した。同証券では、24年3月期の連結純利益を6500億円と会社計画(6100億円)からの上振れを予想。下期での債券損失(ロスカット)を想定するが、与信費用は銀行計画比で低位にとどまるとみている。年間配当も100円と計画(95円)を上回ると予想。25年3月期の同利益は6800億円、26年3月期は同7500億円を見込む。同行は金利上昇局面の収益改善効果がメガバンクのなかで相対的に大きいことを評価している。
■東京エレクトロン <8035> 20,460円 -1,290 円 (-5.9%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が軒並み反落となっている。前日は米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>の好決算発表を受け、同関連株が一斉高に買われたが、前日の米国株市場ではインテル<INTC>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>が大幅安に売られたほか、時間外で急騰していたエヌビディアもわずかなプラスにとどまった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.4%安と急落しており、この流れが東京市場にも波及している。
株探ニュース
Sansan<4443>が反発。この日、インボイス管理サービス「Bill One」が、日本政策投資銀行(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。政投銀では年間約2万枚の紙の請求書を受領し、請求書情報を経費精算の管理システムへ手入力し目視で確認するなどの作業が年間4000時間発生しており、改正電子帳簿保存法やインボイス制度など新たな法制度への対応のために、今後更に担当者の工数が増える懸念があったという。そこで、経理業務をデジタル化して、業務効率化とインボイス制度や電子帳簿保存法のような法改正対応を同時に実現できるサービスを検討するなかで、「Bill One」の導入に至ったとしている。
■物語コーポレーション <3097> 4,560円 +200 円 (+4.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
物語コーポレーション<3097>が大幅高に買われたほか、鳥貴族ホールディングス<3193>、ヨシックスホールディングス<3221>、ギフトホールディングス<9279>、丸千代山岡家<3399>、大戸屋ホールディングス<2705>、シンメンテホールディングス<6086>といった飲食関連株が全体波乱相場に抗して軒並み買われている。脱コロナによる経済再開(リオープン)効果や、訪日外国人観光客の急増を背景としたインバウンド消費の影響で、外食産業の収益環境には追い風が強い。きょう午後2時に日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比14.2%増と大幅な伸びを記録、20カ月連続で前年同月実績を上回った。6月は同11.8%増であったことから伸び率も加速したことになる。更に今年の7月とコロナ前の2019年の7月との比較でも12.6%増と2ケタ伸長となっており、関連銘柄は良好な収益環境にあることが改めて確認される形となった。
■森六ホールディングス <4249> 2,147円 +37 円 (+1.8%) 本日終値
森六ホールディングス<4249>が5日続伸し、年初来高値を更新した。同社は24日取引終了後、グループの森六テクノロジーがトヨタ自動車<7203>向けに樹脂部品を供給すると発表しており、これが材料視されたようだ。森六テクノロジーからトヨタに樹脂部品を直接供給するのは今回が初めて。今後も樹脂部品サプライヤーとしての強みを生かし、「車両の軽量化」「安心・安全・快適な車内空間」など、高度化・複雑化する自動車業界のニーズに応えていくとしている。
■クラレ <3405> 1,605円 +27 円 (+1.7%) 本日終値
クラレ<3405>が堅調。SMBC日興証券は24日、クラレの投資評価を「2」から「1」に引き上げた。目標株価は1500円から1950円に見直している。PFAS(有機フッ素化合物)に関する規制強化を背景に、活性炭では米国での飲料水用途の需要増が期待できると指摘。数量増に加えて中期的には価格の上昇余地があるとの見方も示す。同証券はクラレの24年12月期の営業利益予想を860億円から920億円に増額している。
■ステラ ケミファ <4109> 3,105円 +45 円 (+1.5%) 本日終値
ステラ ケミファ<4109>が高い。「物言う株主」として知られる英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドは24日、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツなどと共同保有で大量保有報告書の変更報告書を提出し、ステラケミに対する保有株比率が従来の13.64%から14.70%に上昇したことを公表した。
■パークシャ <3993> 2,585円 +34 円 (+1.3%) 本日終値
PKSHA Technology<3993>が3日続伸。岩井コスモ証券が24日付で、投資判断を新規に「A」、目標株価3600円でカバレッジを開始したことが好材料視された。同証券によると、AIによる顧客対応や分析などクラウドでAIサービスを提供する継続課金型ビジネスモデルへの転換によって、継続的な増収増益が期待できる新たな成長局面を迎えていると評価。生成AIなどのAI関連需要の高まりを追い風に、中期的な成長が期待できる企業として注目したいという。
■マクビープラ <7095> 16,840円 +160 円 (+1.0%) 本日終値
Macbee Planet<7095>が反発。24日の取引終了後、従来無配を予定していた24年4月期の配当予想について、23年10月31日時点の株主に対して56円の配当を実施すると発表したことが好感された。8月25日に創立8周年を迎えることから記念配当を実施する。なお、期末配当予想は引き続き未定としている。
■みずほFG <8411> 2,340円 +7 円 (+0.3%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>がしっかり。大和証券は24日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げるとともに、目標株価を2250円から2700円に見直した。同証券では、24年3月期の連結純利益を6500億円と会社計画(6100億円)からの上振れを予想。下期での債券損失(ロスカット)を想定するが、与信費用は銀行計画比で低位にとどまるとみている。年間配当も100円と計画(95円)を上回ると予想。25年3月期の同利益は6800億円、26年3月期は同7500億円を見込む。同行は金利上昇局面の収益改善効果がメガバンクのなかで相対的に大きいことを評価している。
■東京エレクトロン <8035> 20,460円 -1,290 円 (-5.9%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が軒並み反落となっている。前日は米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>の好決算発表を受け、同関連株が一斉高に買われたが、前日の米国株市場ではインテル<INTC>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>が大幅安に売られたほか、時間外で急騰していたエヌビディアもわずかなプラスにとどまった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.4%安と急落しており、この流れが東京市場にも波及している。
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