三菱UFJなど銀行株は総じてしっかり、時間外で米長期金利の低下は一服
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は堅調。りそなホールディングス<8308>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も買われ、銀行株は総じてしっかりの展開となっている。前日の欧米市場ではPMI(購買担当者景気指数、S&Pグローバル公表)が低調な結果となったことを受け、景気の減速懸念が強まり、米長期金利は大きく低下して4.2%を下回って取引を終えた。だがその後の時間外取引で米長期金利の低下は一服。24日から始まる「ジャクソンホール会議」において、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がタカ派的な姿勢を示す可能性も指摘されている。この日は国内の長期金利も低下圧力が掛かったものの、金利の先高観が後退するまでには至らず、米国株式市場での金融セクターの上昇も相まって、国内銀行株に対しては引き続き利ザヤ改善期待の買いが入ったようだ。
出所:MINKABU PRESS
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