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外為サマリー:一時144円60銭まで軟化、日米金利差の縮小を意識

 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円79銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭弱のドル安・円高となっている。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円84銭前後と前日に比べて1円05銭程度のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な結果となったことなどが影響し、一時144円54銭まで軟化した。

 この流れを引き継ぐかたちで東京市場のドル円相場も軟調な展開。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測がやや後退するなか、米長期金利の低下で日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが出やすくなっている。午前8時30分ごろに144円60銭をつけたあとは下げ渋る動きとなっているが、25日に予定されるパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を見極めたいとして戻りは鈍い。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0870ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=157円39銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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