メイホーホールディングス---23年6月期は2ケタ増収増益、全てのセグメントで売上高が増加
メイホーホールディングス<7369>は10日、2023年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比20.6%増の73.71億円、営業利益が同34.9%増の4.62億円、経常利益が同24.9%増の4.96億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.4%増の2.70億円となった。
建設関連サービス事業の売上高は前年同期比23.6%増の37.56億円、セグメント利益は同42.5%増の5.86億円となった。災害業務や一部業務において契約額の増額変更があったこと、ノース技研(2021年10月グループ加入)、安芸建設コンサルタント(2022年7月グループ加入)の売上が寄与したことから増収増益となった。受注高については、国土交通省及び地方自治体からの発注により、同37.3%増の38.61億円になり、受注残高は同18.9%増の20.08億円となった。
人材関連サービス事業の売上高は同13.9%増の13.23億円、セグメント利益は同21.5%減の1.01億円となった。人材派遣事業における稼働人数の増加並びに2023年1月に実施した事業譲受に伴う売上増が寄与し、増収となった。一方、セグメント利益は、海外アウトソーシング事業における円安による原価率の上昇、営業管理体制の強化、拠点の移転拡張等による販管費の増加等により、減益となった。
建設事業の売上高は同24.3%増の15.96億円、 セグメント利益は同1.7%減の1.58億円となった。有坂建設(2021年10月グループ加入)、三川土建(2023年1月グループ加入)の売上が寄与し、増収となった。一方セグメント利益は、前年同期の反動減によるもののほか、一部工事の工期延長や三川土建の株式取得によるのれん償却費の増加などから減益となった。受注高については、国土交通省及び地方自治体などからの発注により、同72.3%増の20.32億円になり、受注残高は同124.4%増の10.73億円となった。
介護事業の売上高は同9.5%増の7.06億円、セグメント利益は同12.3%増の1.02億円となった。ウィズコロナの進展により、利用者が戻りつつあるとともに、アルト介護センターえみふる(2022年1月事業譲受)の売上が寄与したことから、増収増益となった。
2024年6月期通期については、売上高が前期比8.5%増の80.00億円、営業利益が同8.1%増の5.00億円、経常利益が同6.9%増の5.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%増の3.00億円を見込んでいる。
《AS》
提供:フィスコ