ディーエムソリューションズ---1Qは増収・大幅増益、主力のダイレクトメール事業が増収・2ケタ増益に
ディーエムソリューションズ<6549>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.0%増の46.70億円、営業利益は同120.9%増の1.46億円、経常利益は同103.6%増の1.49億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同109.0%増の0.98億円となった。
ダイレクトメール事業の売上高は前年同期比9.0%増の41.43億円、セグメント利益は同30.9%増の2.38億円となった。充実した営業体制を基盤に、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開した。また、EC通販市場の拡大に伴い需要が増加している宅配便等の小口貨物を取扱うフルフィルメントサービスは、サービス提供体制の強化に努めた。
インターネット事業の売上高は前年同期比9.3%減の3.11億円、セグメント利益は同108.4%増の0.47億円となった。コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化するとともに、これまで培ったWebbサイトのコンテンツ制作ノウハウを活かしたバーティカルメディアサービスにも引き続き注力した。
アパレル事業の売上高は前年同期比17.5%減の2.15億円、セグメント利益は同18.7%減の0.14億円となった。子会社であるビアトランスポーツ社の販売体制の整備充実を図るとともに経営体制の強化を進め、ビアトランスポーツのサイトを通じた商品の販売の促進に努める一方で、為替やインフレ等の外部環境の影響を受けた。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比10.9%増の198.06億円、営業利益が同8.2%増の5.00億円、経常利益が同7.4%増の5.12億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ