きちりホールディングス---23年6月期は2ケタ増収、各業態での新規出店進む
きちりホールディングス<3082>は14日、2023年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比58.1%増の109.41億円、営業損失が0.83億円(前期は11.23億円の損失)、経常損失が2.74億円(同3.55億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が2.53億円(同1.51億円の利益)となった。営業利益に関しては第2四半期以降黒字化し、通期でも営業損失幅を縮小させた。
いしがまやハンバーグ業態では4店舗をオープンした。VEGEGO業態では6店舗をオープンした。関西、関東、および中部地域において、積極的に展開している商業施設への出店を進め、多様な顧客層に対応した魅力的な店舗を提供している。
焼き肉業態では2022年11月、東京都昭島市にて焼き肉業態の2号店、同社ロードサイド店舗として初出店となる「肉の満牛萬 昭島」をオープンした。肉の満牛萬は都市部立地と郊外ロードサイド立地の双方で展開可能な業態に育てていくことを目標として、郊外ロードサイドのみで市場を拡げる他の焼肉食べ放題ブランドとは一線を画した顧客満足を生み出し、焼肉屋の新たなスタンダードを確立する。
とんかつ業態では2023年4月、愛知県豊川市の商業施設「イオンモール豊川」内にて、「とんかつ とん久 イオンモール豊川」をオープンした。肉質がきめ細やかで歯切れの良い柔らかさをもつ豚肉をこだわりのパン粉でとんかつに仕上げており、業態3店舗目の店舗となった。
プラットフォームシェアリング事業は、外食企業向けの更なるプラットフォーム強化を進めると共に、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の相談も受けており、今後もあらゆる可能性を模索しながら、事業の拡大に努める。
フランチャイズ事業は、ハンバーグ業態にて、西日本最大級の総合スーパーであるイズミが展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っている。
また、2023年4月より新たに地域創生事業を開始した。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比23.4%増の135.00億円、営業利益は5.00億円、経常利益は4.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2.00億円を見込んでいる。
《AS》
提供:フィスコ