ブリッジインターナショナル---2Q増収、インサイドセールス事業・研修事業ともに売上高が増加
ブリッジインターナショナル<7039>は14日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.1%増の35.76億円、営業利益が同13.3%減の4.73億円、経常利益が同13.4%減の4.75億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.1%減の3.16億円となった。
インサイドセールス事業の売上高は前年同期比1.3%増の23.92億円、セグメント利益は同13.3%減の2.77億円となった。インサイドセールス関連サービスの需要は高く市場は拡大している。昨今では、内製でインサイドセールスを実施するという企業からの立上げ、運用支援に対するニーズがこれまでよりも高まってきている。同社はそのようなニーズに対して、立上げ時の支援、インサイドセールス向け研修、定着化コンサルティングなどのサービス提供を一層強化している。また、インサイドセールス活動の開始にあわせて関連するCRM/SFAシステムの再構築などによるシステム開発需要も堅調に推移している。一方で、短期間に確実なインサイドセールス活動を開始し、成果を得たい観点から、同社アウトソーシングサービスを利用する企業も引き続き増える傾向は維持している。このような環境のもと、主要サービスであるアウトソーシングサービスの売上高は同0.1%減の21.10億円、コンサルティングサービスの売上高は同5.5%増の0.55億円、システムソリューションサービスの売上高は同16.0%増の2.26億円となった。
研修事業の売上高は同6.8%増の11.84億円、セグメント利益は同14.4%減の1.95億円となった。企業向け研修市場は、DX推進リーダー人材を対象とした研修や、現有社員の能力向上及び、生産性向上・業務効率向上を目指すリスキリング強化研修等の需要があるため、同事業において、教育コンテンツ等の充実、人材コンサルティングの提供、人材育成プラットフォームの仕組みを提供し、人材育成トータル支援を行い、他社との差別化を図りビジネスを拡大させている。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.2%増の76.62億円、営業利益が同6.6%増の9.39億円、経常利益が同5.9%増の9.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同5.9%増の6.29億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ