かっこ---2Qは減収も積極的に投資を継続し、プロダクトの付加価値向上に注力
かっこ<4166> は14日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%減の5.13億円、営業利益が同79.7%減の0.17億円、経常利益が同80.1%減の0.17億円、四半期純利益が同82.5%減の0.10億円となった。
不正検知サービスは、不正注文検知サービス「O-PLUX」について、転売対策に有効な加盟店横断型の買い回り検知機能をリリースする等、機能拡充を進めるとともに、新たに、クレジットカード番号の規則性にしたがって、他人の番号を割り出すことを目的としたクレジットマスター対策として、「不正チェッカー クレマスプラン」の提供を開始し、プロダクトの付加価値向上に努めた。その結果、当第2四半期累計期間の「O-PLUX」のストック収益額(定額課金である月額料金と審査件数に応じた従量課金である審査料金の合計額。「不正チェッカー」を含む。)は3.73億円(前年同期比0.0%減)となった。また、不正アクセス検知サービスは、情報搾取の手段であるフィッシングメールやサイト、さらに搾取した個人情報で行うなりすましログインをワンストップで対策できるフィッシング対策パッケージ「鉄壁PACK for フィッシング」の提供を開始した。決済コンサルティングサービスは、SaaS型BNPLシステムの受注獲得に努め、また、データサイエンスサービスは、データ分析案件の受注獲得に努めた。
2023年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.3%減の9.33億円、営業損失が1.87億円、経常損失が1.90億円、当期純損失が1.90億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ