リニューアブル・ジャパン---2Qは2ケタ増収・大幅増益、同社グループが保有する稼働済発電所は142件に
リニューアブル・ジャパン<9522>は14日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.4%増の94.68億円、営業利益が同401.0%増の17.78億円、経常利益が13.44億円(前年同期は10.89億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が8.64億円(同12.60億円の損失)となった。
開発事業は、国内外で自社開発、セカンダリー双方での案件取得を進めた。2023年4月に自社開発案件の栃木県矢板市太陽光発電所(設備容量1.2MW)と、2023年6月に千葉県木更津市太陽光発電所(設備容量1.6MW)が商業運転を迎えた他、セカンダリーは、茨城県石岡市太陽光発電所(設備容量2.6MW)と、兵庫県神崎町(設備容量3.5MW)を取得し、当第2四半期連結累計期間における売電事業の売上高増加に寄与した。これにより、2023年6月30日時点での同社グループが保有する稼働済発電所は142件、ネット設備容量(設備容量に当社グループ持分割合を乗じたもの)は、合計381.6MWとなった。また、電力の安定供給に向けた電源多様化に取り組んでおり、その一環として、2023年4月に山形県米沢市松川水力発電所(設備容量0.9MW)の建設工事を開始した。本発電所は当社がゼロから水力発電所を開発する初めての案件で、2025年7月に商業運転開始を予定している。O&M事業は継続して外部受託を強化しており、2023年6月30日時点で自社保有発電所含め、1,581.8MWの管理実績を有している。O&M事業の強みは技術力であり、社内のO&M技術者育成制度である「RJアカデミー」を通じて、継続的な技術力の向上を図っている。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比50.7%増の267.00億円、営業利益が同155.9%増の33.00億円、経常利益が12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が7.50億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》
提供:フィスコ