外為サマリー：一時１４５円５０銭台に上昇、ゴトー日に伴うドル需要を意識

　１５日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１４５円４５銭前後と前日の午後５時時点に比べて６５銭程度のドル高・円安となっている。

　１４日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１４５円５６銭前後と前週末に比べて６０銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利が約９カ月ぶりの高水準となるなか、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りで一時１４５円５８銭まで上伸した。

　内閣府が朝方発表した４～６月期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値が市場予想を上回ったことを受けて円が買われる場面があったものの、米インフレ圧力の根強さを背景に米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による金融引き締めが長引くとの見方が依然多く、この日の東京市場のドル円相場も堅調な展開となっている。きょうはゴトー日（５のつく日と１０のつく日）で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいこともあり、午前９時１０分ごろには１４５円５９銭をつける場面があった。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０９０７ドル前後と前日の午後５時時点に比べて０．００４０ドル強のユーロ安・ドル高。対円では１ユーロ＝１５８円６４銭前後と同１０銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所：MINKABU PRESS