外為サマリー：一時１４３円４０銭台に上昇、仲値通過後もドル買い続く

　８日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後３時時点で１ドル＝１４３円３０銭前後と前日の午後５時時点に比べて１円２０銭弱のドル高・円安となっている。

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事のタカ派的な発言を手掛かりに、前日のニューヨーク市場でドル円相場が上昇した流れを引き継いだ。日経平均株価が続伸して始まったこともリスク選好的なドル買い・円売りにつながり、午前９時５０分ごろには１４３円００銭台を回復。仲値（午前９時５５分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート）通過後も強い展開が続き、午後１時１０分ごろには１４３円４３銭まで上値を伸ばした。その後はドル買いが一服したものの、米金利の先高観などから堅調に推移した。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０９９９ドル前後と前日の午後５時時点に比べて０．０００７ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では１ユーロ＝１５７円６３銭前後と同１円４０銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所：MINKABU PRESS