話題株ピックアップ【夕刊】(2):エスエムエス、SCSK、日立
■黒崎播磨 <5352> 10,850円 +870 円 (+8.7%) 本日終値
黒崎播磨<5352>が続急伸し年初来高値を更新。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1720億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同16.3%増)へ、純利益を85億円から100億円(同20.7%増)へ上方修正し、あわせて年300円を予想していた配当予想を中間160円・期末200円の年360円(前期290円)に引き上げたことが好感された。耐火物事業における原料・エネルギー価格などコスト上昇に対して、販売価格への転嫁が進んだことに加えて、堅調なインド鉄鋼市場での事業拡大や非鉄分野向けの拡販などが売上高・利益を押し上げるとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高453億5700万円(前年同期比12.6%増)、営業利益41億3300万円(同40.6%増)、純利益30億7800万円(同43.3%増)だった。
■エス・エム・エス <2175> 3,012円 +231.5 円 (+8.3%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は14%増益で着地」が好感された。
エス・エム・エス <2175> [東証P] が7月28日大引け後(15:05)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の46億円に伸び、通期計画の99.6億円に対する進捗率は46.3%に達し、5年平均の41.2%も上回った。
⇒⇒エス・エム・エスの詳しい業績推移表を見る
■三共生興 <8018> 689円 +51 円 (+8.0%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は57%増益で着地」が好感された。
三共生興 <8018> [東証S] が7月28日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.6%増の9.3億円に拡大し、通期計画の30億円に対する進捗率は31.2%となり、5年平均の30.5%とほぼ同水準だった。
⇒⇒三共生興の詳しい業績推移表を見る
■SCSK <9719> 2,362.5円 +168.5 円 (+7.7%) 本日終値
SCSK<9719>が急伸し、年初来高値を更新した。前週末28日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比8.6%増の1133億7100万円、最終利益は同28.6%増の90億700万円だった。増収率は通期における計画(前期比5.4%増)を上回ったほか、営業利益率も2ケタ台に乗せており、好決算を評価した買いを集めたようだ。4~6月期は通信業向けネットワーク機器の販売は減少したものの、システム開発案件は増加し、検証サービス・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ビジネスなどが好調に推移した。システム開発案件と保守・サービス分野における利益率の向上も寄与した。
■都築電気 <8157> 2,128円 +140 円 (+7.0%) 本日終値
都築電気<8157>が後場急上昇。午後0時30分に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高281億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益6億9800万円(前年同期2億200万円の赤字)、最終利益4億4800万円(同1億4700万円の赤字)となり、営業損益が大幅に黒字転換したことが好感された。前期受注分をはじめとして機器及びサービスが順調に売り上がった情報ネットワークソリューションサービス事業が黒字転換したことに加えて、電子デバイス事業で主力市場であるFA・産業機器・車載機器の顧客の生産が順調に進み、半導体をはじめとする電子部品や脱炭素・省エネに関わるパワー半導体の販売が堅調に推移したことが寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1265億円(前期比2.1%増)、営業利益53億円(同3.6%増)、最終利益44億5000万円(同26.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では100株以上1000株未満保有の株主に対して1000円相当、1000株以上保有の株主に3000円相当の商品を贈呈していたが、これに保有株数300株以上1000株未満の株主の区分や3年以上保有の長期保有特典を加え、更に選択商品にクオカードを追加。23年9月末時点の株主からは保有株数と保有期間に応じて1000円相当から6000円相当の商品またはクオカードを贈呈するとしている。
■豊田合成 <7282> 3,028円 +195.5 円 (+6.9%) 本日終値
豊田合成<7282>は大幅高で年初来高値を更新。前週末28日場中に4~6月期(第1四半期)好決算を発表しており、これを評価した買いが続いている。4~6月期の売上高は前年同期比23.8%増の2593億2600万円、営業利益は同5.2倍の163億8600万円だった。顧客の生産台数増加が業績に大きく貢献。また、円安効果や合理化努力なども寄与した。通期見通しは据え置いた。
■日立製作所 <6501> 9,298円 +588 円 (+6.8%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は88%増益で着地」が好感された。
日立製作所 <6501> [東証P] が7月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比88.4%増の700億円に拡大したが、通期計画の5000億円に対する進捗率は14.0%にとどまり、5年平均の51.2%も下回った。
⇒⇒日立製作所の詳しい業績推移表を見る
■椿本興業 <8052> 4,760円 +300 円 (+6.7%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地」が好感された。
椿本興業 <8052> [東証P] が7月28日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.2%増の14.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の23.6億円に対する進捗率は61.6%に達し、5年平均の37.9%も上回った。
⇒⇒椿本興業の詳しい業績推移表を見る
■ニフコ <7988> 4,230円 +263 円 (+6.6%) 本日終値
ニフコ<7988>が後場一段高。この日の午後1時に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは212億円から235億円(前期比11.0%増)に上方修正し、減益予想から一転して過去最高益を更新する見込みとなった。株価は朝方から好決算への期待から堅調に推移し、後場に入ると目先の利益確定目的の売りが膨らみ伸び悩んだが、上方修正の発表が株価の刺激材料となったようだ。売上高の見通しは3225億円から3430億円(同6.6%増)に見直した。国内外で合成樹脂成形品事業が好調に推移したほか、円安進行を背景に想定為替レートを修正し、業績予想に反映した。第1四半期の売上高は前年同期比21.1%増の879億7700万円、最終利益が同21.1%増の97億2800万円だった。自動車生産の持ち直しが合成樹脂成形品事業の収益を押し上げたほか、減価償却費や固定費の増加を抑制したことも奏功した。
■東祥 <8920> 1,433円 +89 円 (+6.6%) 本日終値
東祥<8920>が4連騰し年初来高値更新。前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高62億1200万円(前年同期比18.6%増)、営業利益9億6200万円(同69.4%増)、純利益3億6100万円(同67.8%増)と、大幅増益となったことが好感された。会員数回復に向け積極的な広告宣伝活動を実施したことなどが奏功しスポーツクラブ事業が伸長したほか、ホテル事業で平均宿泊稼働率が上昇し第1四半期として過去最高の売上高となった。また、前期に取得した収益用不動産の売り上げが貢献した不動産事業が大幅な増収となったことも寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比15.5%増)、営業利益40億円(同27.6%増)、純利益16億円(同86.5%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース
黒崎播磨<5352>が続急伸し年初来高値を更新。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1720億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同16.3%増)へ、純利益を85億円から100億円(同20.7%増)へ上方修正し、あわせて年300円を予想していた配当予想を中間160円・期末200円の年360円(前期290円)に引き上げたことが好感された。耐火物事業における原料・エネルギー価格などコスト上昇に対して、販売価格への転嫁が進んだことに加えて、堅調なインド鉄鋼市場での事業拡大や非鉄分野向けの拡販などが売上高・利益を押し上げるとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高453億5700万円(前年同期比12.6%増)、営業利益41億3300万円(同40.6%増)、純利益30億7800万円(同43.3%増)だった。
■エス・エム・エス <2175> 3,012円 +231.5 円 (+8.3%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は14%増益で着地」が好感された。
エス・エム・エス <2175> [東証P] が7月28日大引け後(15:05)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の46億円に伸び、通期計画の99.6億円に対する進捗率は46.3%に達し、5年平均の41.2%も上回った。
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■三共生興 <8018> 689円 +51 円 (+8.0%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は57%増益で着地」が好感された。
三共生興 <8018> [東証S] が7月28日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.6%増の9.3億円に拡大し、通期計画の30億円に対する進捗率は31.2%となり、5年平均の30.5%とほぼ同水準だった。
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■SCSK <9719> 2,362.5円 +168.5 円 (+7.7%) 本日終値
SCSK<9719>が急伸し、年初来高値を更新した。前週末28日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比8.6%増の1133億7100万円、最終利益は同28.6%増の90億700万円だった。増収率は通期における計画(前期比5.4%増)を上回ったほか、営業利益率も2ケタ台に乗せており、好決算を評価した買いを集めたようだ。4~6月期は通信業向けネットワーク機器の販売は減少したものの、システム開発案件は増加し、検証サービス・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ビジネスなどが好調に推移した。システム開発案件と保守・サービス分野における利益率の向上も寄与した。
■都築電気 <8157> 2,128円 +140 円 (+7.0%) 本日終値
都築電気<8157>が後場急上昇。午後0時30分に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高281億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益6億9800万円(前年同期2億200万円の赤字)、最終利益4億4800万円(同1億4700万円の赤字)となり、営業損益が大幅に黒字転換したことが好感された。前期受注分をはじめとして機器及びサービスが順調に売り上がった情報ネットワークソリューションサービス事業が黒字転換したことに加えて、電子デバイス事業で主力市場であるFA・産業機器・車載機器の顧客の生産が順調に進み、半導体をはじめとする電子部品や脱炭素・省エネに関わるパワー半導体の販売が堅調に推移したことが寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1265億円(前期比2.1%増)、営業利益53億円(同3.6%増)、最終利益44億5000万円(同26.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では100株以上1000株未満保有の株主に対して1000円相当、1000株以上保有の株主に3000円相当の商品を贈呈していたが、これに保有株数300株以上1000株未満の株主の区分や3年以上保有の長期保有特典を加え、更に選択商品にクオカードを追加。23年9月末時点の株主からは保有株数と保有期間に応じて1000円相当から6000円相当の商品またはクオカードを贈呈するとしている。
■豊田合成 <7282> 3,028円 +195.5 円 (+6.9%) 本日終値
豊田合成<7282>は大幅高で年初来高値を更新。前週末28日場中に4~6月期(第1四半期)好決算を発表しており、これを評価した買いが続いている。4~6月期の売上高は前年同期比23.8%増の2593億2600万円、営業利益は同5.2倍の163億8600万円だった。顧客の生産台数増加が業績に大きく貢献。また、円安効果や合理化努力なども寄与した。通期見通しは据え置いた。
■日立製作所 <6501> 9,298円 +588 円 (+6.8%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は88%増益で着地」が好感された。
日立製作所 <6501> [東証P] が7月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比88.4%増の700億円に拡大したが、通期計画の5000億円に対する進捗率は14.0%にとどまり、5年平均の51.2%も下回った。
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■椿本興業 <8052> 4,760円 +300 円 (+6.7%) 本日終値
28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地」が好感された。
椿本興業 <8052> [東証P] が7月28日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.2%増の14.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の23.6億円に対する進捗率は61.6%に達し、5年平均の37.9%も上回った。
⇒⇒椿本興業の詳しい業績推移表を見る
■ニフコ <7988> 4,230円 +263 円 (+6.6%) 本日終値
ニフコ<7988>が後場一段高。この日の午後1時に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは212億円から235億円(前期比11.0%増)に上方修正し、減益予想から一転して過去最高益を更新する見込みとなった。株価は朝方から好決算への期待から堅調に推移し、後場に入ると目先の利益確定目的の売りが膨らみ伸び悩んだが、上方修正の発表が株価の刺激材料となったようだ。売上高の見通しは3225億円から3430億円(同6.6%増)に見直した。国内外で合成樹脂成形品事業が好調に推移したほか、円安進行を背景に想定為替レートを修正し、業績予想に反映した。第1四半期の売上高は前年同期比21.1%増の879億7700万円、最終利益が同21.1%増の97億2800万円だった。自動車生産の持ち直しが合成樹脂成形品事業の収益を押し上げたほか、減価償却費や固定費の増加を抑制したことも奏功した。
■東祥 <8920> 1,433円 +89 円 (+6.6%) 本日終値
東祥<8920>が4連騰し年初来高値更新。前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高62億1200万円(前年同期比18.6%増)、営業利益9億6200万円(同69.4%増)、純利益3億6100万円(同67.8%増)と、大幅増益となったことが好感された。会員数回復に向け積極的な広告宣伝活動を実施したことなどが奏功しスポーツクラブ事業が伸長したほか、ホテル事業で平均宿泊稼働率が上昇し第1四半期として過去最高の売上高となった。また、前期に取得した収益用不動産の売り上げが貢献した不動産事業が大幅な増収となったことも寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比15.5%増)、営業利益40億円(同27.6%増)、純利益16億円(同86.5%増)の従来見通しを据え置いている。
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