商船三井が軟調、今期最終益予想引き上げもコンテナ船事業の先行き懸念が重荷
商船三井<9104>が軟調。この日、24年3月期第1四半期の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。円安効果などを反映し、今期の最終利益は2100億円から2150億円(前期比73.0%減)に見通しを引き上げた。一方、コンテナ船事業の損益見通しは引き下げており、今後の業況を懸念した売りが膨らんだようだ。
売上高の見通しは1兆4900億円から1兆5300億円(同5.1%減)に上方修正した半面、営業利益の見通しは1050億円から1000億円(同8.0%減)に見直した。対ドルの想定為替レートを円安方向に修正し、ドライバルク事業やエネルギー事業の損益見通しを引き上げた。コンテナ船事業会社の「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」では、4~6月期の運賃が前年同期を大幅に下回る水準で推移した。通期では黒字を維持する見通しとしている。
同社は中間期配当の予想をこれまでの100円から110円に引き上げた一方、期末配当予想は80円から70円に減額した。年間配当予想は180円(前期は560円)で変更はない。
出所:MINKABU PRESS
売上高の見通しは1兆4900億円から1兆5300億円(同5.1%減)に上方修正した半面、営業利益の見通しは1050億円から1000億円(同8.0%減)に見直した。対ドルの想定為替レートを円安方向に修正し、ドライバルク事業やエネルギー事業の損益見通しを引き上げた。コンテナ船事業会社の「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」では、4~6月期の運賃が前年同期を大幅に下回る水準で推移した。通期では黒字を維持する見通しとしている。
同社は中間期配当の予想をこれまでの100円から110円に引き上げた一方、期末配当予想は80円から70円に減額した。年間配当予想は180円(前期は560円)で変更はない。
出所:MINKABU PRESS