システムサポート---飲食店向け食材在庫予測システム「Smart Rabbit」提供開始
システムサポート<4396>は25日、飲食店向け食材在庫予測システム「Smart Rabbit(スマートラビット)」をベイクルーズと共同開発し、提供開始すると発表した。
同システムは飲食店における食材在庫を予測し自動で発注するシステム。
発注業務の効率化、および飲食店の課題とされる過剰在庫での「食品ロス」(食材廃棄)・在庫不足での「機会ロス」売り切れの減少を目指す。
「Smart Rabbit」による自動発注はレシピ分解(食材の発注のために、1つのメニューから必要な食材を洗い出すこと)が不要で、特にメニューが豊富な飲食店に最適としている。
ベイクルーズは、自社が展開する一部の飲食店舗で 2023年7月より「Smart Rabbit」を利用開始しており、2023年11月末までに全飲食店舗に導入する計画。
ベイクルーズでは、「J.S.BURGERS CAFE」をはじめ多くの飲食店を展開している。食材の発注ではシステムをすでに利用しているものの、発注数量の決定は食材の在庫量の確認や来客数の予測に基づき人手で行っており、各店舗担当者の時間が割かれ、かつ属人化しやすいという課題があった。
これまでに、発注数量を自動予測するシステムの導入を検討したものの、レシピ分解が必要なため、多業態を運営し、また各店舗のメニューも豊富なベイクルーズには不向きであった。
こういった背景から同システムの共同開発に至った。
《SI》
提供:フィスコ