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3924 ランドコンピュータ

東証P
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ランドコンピュ Research Memo(7):2024年3月期は中期経営計画の計画値を上回る予想


■今後の見通し

1. 2024年3月期の業績見通し
ランドコンピュータ<3924>の2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.1%増の12,400百万円、営業利益で同17.0%増の1,429百万円、経常利益で同16.9%増の1,447百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.5%増の900百万円を予想している。

サービスライン別売上高では、システムインテグレーション・サービスが前期比3.2%増の6,550百万円、インフラソリューション・サービスが同7.1%増の1,450百万円、パッケージベースSI・サービスが同13.4%増の4,400百万円を見込む。パッケージベースSI・サービスの売上高構成比は35.5%へ上昇する。

同社の業績は、顧客企業の予算執行のタイミングや開発システムの工期との兼ね合いから、第2四半期(7~9月)及び第4四半期(1~3月)に売上計上が集中し、営業利益が偏重する傾向がある。過去5期における上期(4~9月)と下期(10~3月)の比率は、売上高が46.4%:53.6%、営業利益が33.4%:66.6%であった。これに対し2024年3月期の予想は、売上高が46.5%:53.5%、営業利益が41.1%:58.9%となる。半期ごとの売上高営業利益率は、2022年3月期と2023年3月期の下期に10%を超えたが、上期で2ケタに乗せたことはなかった。2024年3月期の売上高営業利益率は、上期が10.2%、下期が12.7%と予想されている。収益構造の変化が利益率向上に現われている。

2. 中期経営計画「VISION2023」
2024年3月期までをカバーする3ヶ年中期経営計画「VISION2023」の重点戦略は、1) 積極的なM&Aの推進、2) 業務提携先との更なる連携強化、3) DXビジネス推進、4) 直ユーザ取引拡大と得意分野の強化、5) 既存SI分野の更なる売上拡大である。上記戦略を果敢に実行したことで、最終年度の計画に対し予想は売上高予想で0.8%、営業利益が14.3%上方修正された。2024年3月期のサービスライン別売上高の予想は、中期経営計画値と比べるとシステムインテグレーション・サービスで150百万円減、インフラソリューション・サービスで150百万円減と減額される一方、パッケージベースSI・サービスが400百万円増額修正された。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《YI》

 提供:フィスコ

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