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日経平均は続落、円安が下支えも半導体株安が重石/相場概況


日経平均は続落。20日の米株式市場でダウ平均は163.97ドル高と9日続伸、ナスダック総合指数は-2.05%と4日ぶり大幅反落。週次失業保険申請件数が2カ月ぶりの低水準となり景気後退懸念の緩和で買いが先行。良好な企業決算も支援材料にダウ平均は終日堅調に推移。一方、金利の大幅上昇や一部ハイテク決算への失望感でナスダック指数は終日軟調だった。米株安を受けて日経平均は153.66円安からスタート。半導体などハイテク株を中心に売りが先行し、一時32080.95円(409.57円安)まで下げ幅を拡大した。ただ心理的な節目を前に切り返すと、為替の円安や景気敏感・ディフェンシブなセクターへの買い、一部企業の好決算を支援材料に前引けまで下げ幅を縮めた。しかし、来週の日米の金融政策決定会合を前に様子見ムードも強く、午後は再び軟化した。

 大引けの日経平均は前日比186.27円安の32304.25円となった。東証プライム市場の売買高は11億9119万株、売買代金は3兆1288億円だった。セクターでは海運、金属製品、ゴム製品が下落率上位に並んだ。一方、鉱業、電気・ガス、パルプ・紙が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%だった。

 個別では、台湾積体電路製造(TSMC)の決算が嫌気され、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、スクリン<7735>などが大きく下落。イビデン<4062>、安川電機<6506>、TDK<6762>などハイテクも軟調。東証プライム市場の値下がり率上位は半導体関連株が多く並んだ。

 一方、ディスコ<6146>は市場予想を下回る決算だったが単体速報で織り込み済み、生成AI(人工知能)関連需要へのコメントなどが好感され朝安後に上昇に転換。予想を大幅に上回る好決算となったニデック<6594>は急伸。業績予想を上方修正したGenky<9267>、JIA<7172>、アルインコ<5933>、スイスの製薬企業の日本事業を買収したそーせいG<4565>、国内証券の新規買い推奨が確認された阪和興業<8078>、ミダックHD<6564>なども急伸。国内証券がレーティングを引き上げた西松建設<1820>が大幅高となり、清水建設<1803>、大林組<1802>など建設株が軒並み上昇。ほか、武田薬<4502>、第一三共<4568>の医薬品、INPEX<1605>、JFEHD<5411>、クボタ<6326>の景気敏感、ホンダ<7267>、三菱自<7211>の自動車が堅調。

《YN》

 提供:フィスコ

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