ソフトバンクGは軟調も25日線上で売り吸収、ナスダック急落は逆風ながらAI関連投資に期待
ソフトバンクグループ<9984>が続落、ここ7000円大台攻防の様相をみせていたが、きょうは売り圧力が強まり6800円台まで下落した。米国株市場ではここにきて景気敏感株が買われる一方、ハイテク株が利食われる流れにあり、前日はNYダウが約6年ぶりとなる9連騰を記録した一方、ナスダック総合株価指数が2%を超える下げをみせた。米ハイテク株への積極的な投資で知られるソフトバンクGはナスダック指数の動向と株価の連動性が高く、足もと風向きが悪い。ただ、下値では押し目買いも観測され、日経平均株価が25日移動平均線を下回って弱含みで推移しているのとは対照的に、同社株は25日移動平均線上で売り物を吸収し、上昇トレンドの強さを印象づけている。世界的に生成AI市場が急拡大するなか、同分野のベンチャーを中心に投資案件を数多く保有していることから、今後の含み益拡大に期待が寄せられている。
出所:MINKABU PRESS
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