<注目銘柄>=アダストリア、既存店売上高の好調続く
アダストリア<2685>は、7月3日に年初来高値3235円をつけて以降調整局面にあったが、調整一巡感台頭で押し目拾いの好機ととらえたい。
同社は「グローバルワーク」「ニコアンド」などを展開するカジュアルファッションの大手。6月30日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、営業利益が62億7800万円(前年同期比37.2%増)と第1四半期として過去最高を更新した。コロナ禍の収束による外出需要の回復を背景に既存店売上高が好調に推移しており、3月はオケージョン需要の伸長もあり前年同月比11.1%増となったのに続き、4月は同14.8%増、5月は同11.2%増と2ケタ増を継続。需要をとらえた商品展開や価格見直しも寄与した。
第2四半期に入っても既存店売上高は堅調に推移しており、6月は同8.2%増と16カ月連続で前年実績を上回った。前述の要因に加えて、ECの伸長や「ラコレ」「バズウィット」などの成長も貢献している。24年2月期通期では営業利益140億円(前期比21.6%増)の従来見通しを据え置いているが、第1四半期は計画をやや上回って着地したことから、上振れも期待されている。調査機関では今期営業利益160億円台、来期180億円弱を見込むところもあり、増益基調は続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は「グローバルワーク」「ニコアンド」などを展開するカジュアルファッションの大手。6月30日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、営業利益が62億7800万円(前年同期比37.2%増)と第1四半期として過去最高を更新した。コロナ禍の収束による外出需要の回復を背景に既存店売上高が好調に推移しており、3月はオケージョン需要の伸長もあり前年同月比11.1%増となったのに続き、4月は同14.8%増、5月は同11.2%増と2ケタ増を継続。需要をとらえた商品展開や価格見直しも寄与した。
第2四半期に入っても既存店売上高は堅調に推移しており、6月は同8.2%増と16カ月連続で前年実績を上回った。前述の要因に加えて、ECの伸長や「ラコレ」「バズウィット」などの成長も貢献している。24年2月期通期では営業利益140億円(前期比21.6%増)の従来見通しを据え置いているが、第1四半期は計画をやや上回って着地したことから、上振れも期待されている。調査機関では今期営業利益160億円台、来期180億円弱を見込むところもあり、増益基調は続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS