加藤製作所 Research Memo(8):2023年3月期は1株当たり30円配を実施。業績回復に伴い配当金額も回復へ
■加藤製作所<6390>の株主還元策
株主還元については、メーカーとして体質強化を図るため必要な内部留保を行いつつ、株主に対して安定的な配当を行うことを基本方針としている。本中期経営計画を着実に推進し、収益性の改善・強化と財務体質の改善により、従来の安定配当に加えて、さらなる株主還元の充実を目指すとしている。この基本方針に基づいて2023年3月期の配当は30.0円(期末一括)とした。配当性向は14.6%となった。そして2024年3月期の配当予想は前期比10.0円増配の40.0円(第2四半期末20.0円、期末20.0円)としている。予想配当性向は23.4%となる。同社は業績の落ち込みにより配当金が減少する時期があったが、今後は業績の回復に伴って配当金も回復に向かうことが期待できるだろうと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ