貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価15分ディレイ → リアルタイムに変更

9418 UNEXT

東証P
4,810円
前日比
-10
-0.21%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.3 3.53 0.87 112
時価総額 2,892億円
比較される銘柄
ラインヤフー, 
KDDI, 
NTT

銘柄ニュース

戻る
 

USEN-NEXT HOLDINGS---3Qも2ケタ増収増益、通期業績予想の上方修正に加え、期末配当金の増配を発表


USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は10日、2023年8月期第3四半期(22年9月-23年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.7%増の2,020.97億円、営業利益が同15.1%増の155.67億円、経常利益が同14.5%増の146.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同22.9%増の83.69億円となった。

コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比14.5%増の606.25億円、営業利益は同2.6%増の50.63億円となった。当第3四半期累計期間において、「U-NEXT」は堅調に会員数を増やし、2023年5月末時点で有料会員数が300万人を突破した。これまでの「カバレッジ戦略」に加え、同社の独占作品をグレードアップさせるかたちで「ONLY ON戦略」を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んできた。また、様々なコンテンツに触れ合う機会づくりとしてWebメディア「U-NEXT SQUARE」を立ち上げた。更に、「映画館で映画を観る体験」に重きを置き、「映画館に送客できる動画配信サービス」の実現を目指しており、「U-NEXTポイント」で映画チケットを購入することが可能となっている。

店舗サービス事業の売上高は同9.2%増の471.35億円、営業利益は同5.7%増の74.35億円となった。当第3四半期累計期間においてUSENでは、フロント業務からバックオフィス業務までのあらゆるオペレーションのDX化をパッケージにして提供、サービス導入及びアフターフォローも万全にサポートすることで業務効率化、省人化、非接触化を推進するなど、新たな視点による店舗経営を提案している。USEN Mediaでは、訪日外国人向けグルメサイト「SAVOR JAPAN」において、TableCheckの飲食店向け予約システムと連携を開始し、益々増加する訪日外国人向けにスムーズな予約を可能とするサービスの提供を開始した。バーチャルレストランとUSEN Mediaは、新たなデリバリーブランドシリーズ「ヒトサラCHEF`S KITCHEN」をリリースし、人気シェフとのコラボメニューの提供を開始した。

通信事業の売上高は同6.9%増の416.44億円、営業利益は同8.4%増の46.84億円となった。当第3四半期累計期間においては、通信回線、ネットワーク、セキュリティサービスの新規獲得活動は堅調に推移した。また回線取次事業では年度末における需要増加を捉え手数料売上が増加した。オフィスのICT環境構築においては、USEN ICT Solutionsが、ネットワーク関連サービスやクラウドサービス、データセンターサービス、企業ICT環境の保守運用サービス等を手掛けている。USEN Smart Worksでは、様々なクラウドサービスを企業に提供しており、導入後のきめ細やかな対応にも留意している。リモートワークやオンライン会議が定着するとともに、業務効率化や省人化ツールの導入ニーズも高まっており、企業への新たな導入提案にも取り組んできた。USEN NETWORKSでは、法人向け光回線「USEN光plus」の顧客の新規獲得が安定的に増加し、ワンショット型の手数料獲得モデルからランニング収益獲得モデルへのシフトが図れている。

業務用システム事業の売上高は同3.4%減の138.11億円、営業利益は同25.5%減の18.20億円となった。当第3四半期累計期間においては、With/Afterコロナで、自動精算機等による省人化・省力化を必要としていなかった施設等においても新たに非接触・非対面のニーズが発生し、積極的に対応してきた。ホテルにおいては、訪日外国人が増加するなどの明るい兆しが見える一方で深刻な人手不足により客室の供給制約する状況が見られた。そのため省人化・省力化への対応に向けた製品・サービスの提供に注力している。また、USEN-NEXT Tourism Design Lab.として、「インバウンド再始動」をテーマに、ハイブリッドセミナーを開催し、インバウンド需要増加に対する課題解決に向けた提案を行っている。病院/クリニックにおいては、新たな業界最小型のセルフレジ「FIT-B for Clinic」の販売を開始し、支払い方法の多様化と省人化に対応している。

エネルギー事業の売上高は同47.5%増の416.67億円、営業利益は同490.4%増の21.65億円となった。当第3四半期累計期間において、「U-POWER(高圧)」では、電気料金の高騰により一定の解約が続いている「USENでんき(高圧)」顧客の受け皿となるメニューを提案し、加入促進している。また、「U-POWER(低圧)」も代理店チャネルでの拡販を続け、顧客数が順調に拡大している。

2023年8月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比13.5%増(前回予想比9.3%増)の2,700.00億円、営業利益が同18.3%増(同11.4%増)の205.00億円、経常利益が同17.0%増(同9.8%増)の190.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.9%増(同14.1%増)の105.00億円としている。また、2023年8月期の配当予想について、2023年4月10日に期末配当金の予想金額を1株当たり10.00円と公表していたが、第3四半期決算の内容及び通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当金の予想金額を1株当たり11.00円へと増額を発表した。

《AS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均