新興市場銘柄ダイジェスト:サマンサJP、カルナバイオが年初来高値
<7685> BUYSELL 5320 +60
大幅に4日ぶり反発。特例子会社のBuySell Link(千葉県船橋市)が厚生労働省の「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度(もにす認定制度)」の認定事業主として認定されたと発表している。BuySell Linkは障がい者雇用の拡大と安定を目的としており、設立から2年半で47人の障がい者スタッフを雇用し、定着率は97%に達しているという。厚労省の認定は認知度向上につながるとの期待から買いが入っているようだ。
<4071> プラスアルファ 3075 -100
大幅に3日続落。28日に東証プライム市場に上場区分が変更されると発表している。併せて950万3700株の株式売出し(引受人の買取引受による売出し)、142万5500株の株式売出し(オーバーアロットメントによる売出し)を実施すると開示しており、株式需給の悪化懸念から売り優勢となっている。また、23年9月期の営業利益予想を34.00億円から37.00億円(前期実績26.63億円)に上方修正した。顧客単価の上昇などを織り込んだ。
<7829> サマンサJP 150 +29
年初来高値。ディズニー創立100周年を記念し、特別なコレクションを展開すると発表している。7月8日から10月16日のディズニー創立100周年前日の10月15日までの100日間、毎日異なるキャラクターのアイテムを1日限定で発売する。アイテムはサマンサタバサのロングセラーアイテム「レディアゼル」をそれぞれのキャラクター仕様にデザインした「セレブレーション・レディアゼル」。
<4394> エクスモーション 1000 -300
ストップ安。23年11月期の営業利益予想(単体)を従来の2.26億円から1.48億円(前期実績1.84億円)に下方修正している。人材採用の苦戦と退職に伴うコンサルタント要員数の未達に加え、既存のコンサルタントが生成AIを活用したコンサルティングサービスの開発に着手しているため。外部人材を開発に投入していることも利益を押し下げる見込み。なお、連結決算の開始に伴い、営業利益予想(連結)を1.13億円と開示している。
<9158> シーユーシー 3370 -80
大幅に反発。レオス・キャピタルワークス<7330>がシーユーシー株159万7100株(発行済株式総数の5.50%)を保有しているこシーユーシーとが5%ルールに基づく大量保有報告書で明らかになっている。報告義務発生日は6月30日。同報告書によると、保有目的は「投資一任契約」及び「投資信託委託契約」に基づく純投資。レオス・キャピタルワークスの大量保有を受け、投資家の買い意欲が刺激されているようだ。
<4572> カルナバイオ 1002 +92
年初来高値。自社が創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連し、導出先の米ギリアド・サイエンシズと共同出願した特許について、米国特許商標庁から特許査定を受けたと発表している。カルナバイオサイエンスは創製した新規がん免疫療法の低分子阻害薬及びその創薬プログラムの開発・商業化で、全世界での独占的な権利を供与する契約をギリアド・サイエンシズと締結している。
《ST》
提供:フィスコ