飯野海運---石炭専用船向け風力推進補助装置ローターセイルの搭載を決定
飯野海運<9119>は6日、電源開発<9513>と石炭専用船「YODOHIME(よどひめ)」にフィンランドの Norsepower(以下ノースパワー社)製のローターセイル(風力推進補助装置)を搭載することに合意したと発表。
同船へのローターセイル搭載は 2024年7~9月頃を予定している。
今回搭載するノースパワー社製ローターセイルは、甲板上に設置された円筒帆を回転させることで、風によるマグヌス効果で推進力を生み、航海最適化システムとの併用で、約6~10%の燃料消費量および CO2排出量の削減が見込まれている。
飯野海運としてはノースパワー社製ローターセイルの搭載は大型ガス船(VLGC)に続く2例目となる。
同社によると、中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」においてテーマに掲げるカーボンニュートラルへの挑戦のため、今後もクリーンな海上輸送サービスに向けた取り組みを積極的に進めるとしている。
《SI》
提供:フィスコ